気持ちの焦りとは裏腹に体調は悪くなる一方だった。
微熱は相変わらず続いているし、右半身にも痛みと筋肉の萎縮が起きてきた。
研修医は毎日くるが、もう一人の担当医はめったに来ない
今どういう状態なのか聞いても、正確な答えが返ってこない
検査は行っているものの、きちんとした答えが帰ってこない
今、自分の身体がどうなっているのか、どうなってしまったのかまるっきし検討がつかない。
でも、普通ではない事は確かだ。
答えがでてこない
それでも、身体中の筋肉がチューブをしぼり出すように痛み、動きも鈍くなってきている。
いくら、鎮静剤を飲んだっていっこうに薬の効いてる感じがしない。
何をどうすればいいのか
答えを見つけに来たのに、なにやってんだ俺はと自問自答を繰り返した。
そんな時は、裏庭の住人達との話しや友人からのメールが一番の安定剤になる。
そんなある日、今は海外に暮らしているが、昔から家族付き合いをしている妹同然の子からメールが入ってきていた。
「龍ちゃん、また無理してない?」
「いつも人の事ばっかり気にかけて自分の事は何も話さないんだから! その結果、自分が病気になったら元もこうもないでしょ。」
「人間ってもっと自分勝手に生きてるよ。龍ちゃんももっとわがままに生きていいんじゃない」
「仕事も人の事もいいから今は自分の事を大切にして。」
「今、何をしたい? 何をしてもらいたい?」
「気持ちで負けそうになったら、いつでもメールしてきて! 頑張れっていってあげるから。」
(何言ってんだ!十分、わがままに生きてるって。。。)
この前まで、いじっぱりで泣き虫な子供だと思っていたのに、そいつに説教されるとは。。。
でも、おかげで気持ちのリセットはできた。
焦っても仕方ない。こうなりゃ、行く所まで行ってやる
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