2007年2月3日 衝撃的なニュースが、僕の中に飛び込んできた。

『ベテラン女子アナを病魔が襲った-。東京都渋谷区の自宅マンションから2日早朝、飛び降り自殺した日本テレビのアナウンサー、大杉君枝さん(43)。昨年10月に高齢出産で待望の男児に恵まれ、喜びに包まれたのもつかの間、出産後から原因不明の難病である「線維筋痛症」を発症、耐え難い全身の疼痛に悩まされ続けていたという。』

このニュースを僕は、調子を崩していたベッドの中でTVで聞いた。
僕の病名とは異なるが、同じような症状の難病である。

「線維筋痛症」という病名がいつ付いたのか疑問はあるが、この病気も、身体の内側から全身を針で刺されるような内側の痛み。筋肉が雑巾のように絞られるような外側の痛みを伴う。
僕が身体が痛いと時々書くが僕も同じようなもので、その痛みや苦痛は味わった者しかわからないと思う。

いきなり今まで元気だった体が突然動かなくなった時、たぶんこれからどうなっていくのかわからない不安、毎日襲ってくる恐怖や苦悩、それを多分彼女も一人で悩み考える事の苦痛さを考えていたと思うと、とても人ごとのようには思えなかった。

お子さんが産まれたばかりだというのに、突然襲ってきた病に精神的にも追い込まれ、一瞬の気持ちの間が彼女にはその選択を選ばざるをえなかったのではないだろうか。。。

僕もそういう気持ちは何度もなった事もあるし、確かにそういう状態に陥った時にどうしようもなくなってしまう気持ちは良くわかる。
その時もあまり調子が良くないから、余計に。。。

でも、少しその選択を選ぶのが早すぎたのではなかったかと残念でしょうがない。
名前ではピンとこなかったが、彼女の写真を見たとき以前にTVの中で笑顔の彼女の顔が思い出された。

僕らのように、こういう病に冒された人は、ほとんどの人が本当の病に倒れる前に精神的に参ってしまう。
肉体的にも精神的にも、その位辛いものなのだ。

その辛さは、TVや映画ではとても伝えられない。
そして僕らにとっては、その辛さとの毎日の闘いが現実なのだ!

でも、やっぱし残念でしょうがないしょぼん

見え透いた言葉や、ありきたりの対応でなく、少しでもそういう人達の心と気持ちを和らげるような、環境やシステム。
愛情のあって、皆で共存し少しでもお互いに助け合う事ができ、皆が笑顔で過ごせる日々がくるように願っているドキドキ


そして、少しでもそういう風になるように僕も貢献したいと思っている。



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