北海道滞在、五日目。

やるべきことは昨日までに、全て終了。

荷物も昨日送り出したし、さて帰ろう。

しかし生憎の雨。

未明から降り出した雨は次第に強くなるが、飛行機の時間はずらせないので、宿を出て何処にも寄らずに、一路女満別空港へ。



車を運転するのは、運送業の僕の弟なので、悪天候も何するものぞ、弟よ任せた!

ナビで一時間二十分弱の道を、なんと半分くらいの時間で空港に着いた。

弟、飛ばし過ぎ(笑)。



空の上はいいなあ。

雲を抜ける間、多少揺れたが、それも空の旅の楽しみでもある。



機内のドリンクサービスで、オニオンスープをいただいた。

身体も心も、ほっこりとする温かなスープだ。



窓外の空を楽しんでいたら、あっという間に東京上空に。



羽田空港からは高速バスで所沢まで。

我が家に着いて、今回の旅が終わった。

空港や駅を歩いただけの今日の散歩、3.2km。



かつて僕が高校生の頃に利用していた遠軽駅には〝0番線〟があった。



今回の旅のあれこれは、また追々綴ることにしよう。

一つだけはっきりしているのは、実家なき故郷から、僕の新しい旅が始まる、ということだけだ。

北海道滞在、四日目。

中学の同級生Kが、北見から来てくれて、紋別でランチをご馳走してくれると言うので、弟ともどもお言葉に甘えることにした。


朝は晴れ間が見えていたので、懐かしの遠軽駅周辺を、約束の時間まで散歩。

僕が高校に通っていた頃は、この自転車が置いてある場所も、全部階段だったんだ。



駅舎の中には、カーリングのロコ・ソラーレの顔出しパネルが!



遠軽駅のホーム越しの瞰望岩(がんぼういわ)。



さてKが来た。

Kの車に乗り込み、いざ紋別へ。

遠軽から紋別は、こんな距離。



Kが連れてってくれたのは『まりーさんの木』というレストラン。



とくにカニチャーハンがお勧めだとKが言うので、カニチャーハンを頼んだ。

いやいや美味しかったし、ボリュームもあって、満腹!



腹ごなしに紋別観光(笑)。

写真では見たことかあったんだけど、実物は初お目見え。

カニのハサミ、デカかった!



K、ありがとう。

次もよろしく。


宿に帰ってきてから、実家から持ち出したあれこれと土産の品などを段ボールにまとめ、郵便局から発送した。

そんな今日の散歩、3.0km。



これでもう、自分の実家を訪ねる旅は、永久にお終い。次にこの地へ来る時は、単なる旅人として来ることになる。

更地になった風景を見て何を思うのかは…その時にならないと分からないだろう。