今日も寒い。

しかも北風があり、冷たい。

雲一つない青空が〝きりり〟とし過ぎていて、その潔さも寒さを増しているように感じる。

新型コロナウイルスが流行り出し、去年も今年も修行先の市民総合体育館では数週間の休館を余儀なくされ、僕ら清掃スタッフには〝午後番〟というシステムも加わった。

それまでは午前中だけの勤務時間だったのが、清掃スタッフの一人が残り、お昼から午後三時まで館内を消毒して歩く。

今朝も西の空に名残りの月が輝いていた。

空を見上げてばかりいるわけではないのだが、ふと見上げた空が見せてくれる光景の美しさには、いつも感銘を覚える。

今日のメインアリーナでは、子どもたちのバスケットボールチームのクリスマスイベントがあり、アリーナは風船や色紙で綺麗に飾られていた。

参加の子どもたちもチームごとに、スーパーマリオだったりサンタクロース、ポケモンなどの着ぐるみを揃えて着ており、館内は盛り上がっていた。

オミクロン株との新しい変異種が徐々に広がり出している今、子どもたちが楽しみにしているイベントにイチャモンはつけたくないが、バスケットボールって密接してのスポーツだから、この時期に開催するのはいかがなものかと…。

体育館は明後日から年末年始の休館になり、明日までの営業で、僕も明日までの勤務だけど、午後番は今日が最後。

一か月に五回前後の午後番だから、今年一年間で五十回前後、お弁当を食べていたことになる。

お弁当を作り続けてくれた自分に、ありがとう。

残さず食べてくれた自分に、ありがとう。

毎回変わり映えのしないお弁当ではあるが、家で食べる昼食とはやはり違う味わいがあり、自分で作っているから中身も判っているのだけれど、お弁当を食べる時間は嬉しいものだ。

『今年亡くなった人』みたいな企画をテレビでやっていたが、今年も〝昭和〟を代表するような人が逝ってしまった。

その中で僕にとっての〝恩人〟は、寺内タケシさんと田中邦衛さんかも。

この二人に関しては改めて語りたいが、ありがとう、安らかにとの感謝を込めながらの今日の散歩、9.7km。

普段もご無沙汰しているのに、このコロナ禍で更にご無沙汰してしまっている友人、知人に、さてどのような暮れと新年の挨拶をしようか。

齢を重ねるに従って、あの時のあの人はどうしているのだろうかと、過去のあれこれが甦ってくる。

感謝の行脚が必要な年齢になってきたのだろうか。

今年最後のお弁当の日