クリスマスイヴの朝も寒い。

寒いけど、昇ってくる朝陽の光は暖かい。

今日は燃えるゴミの日だったので、ゴミ出しに外へ出たら、西の空に月が見えた。

クリスマスが特別な日じゃなくなったのは、いつ頃からだったろう。

いやクリスマスだけではなくお正月もそうだ。

息子や娘が中学、高校と成長するにつれ、年間の様々な行事を、家族揃って祝ったり催したりする機会が、少しずつなくなっていったのは、まあ仕方のないことだし当たり前のことだろう。

だからといって、地域の子どもたちとの活動に力を入れているわけでもないのだが、今日の午後も、地元の柏原公民館へ出向き『こども凧づくり＆凧揚げ教室』の手伝いをしてきた。

諸人こぞりて　 by 吉田拓郎　2002　11/19youtu.be

狭山市内の小学生、16名が参加した教室は、地区内に住む凧づくりに詳しい方を講師に迎え、真っ白な台紙に思いおもいの絵を、クレヨンで描くことから始まった。

禰󠄀豆子の絵を上手に描く子もいて、絵を描いた後、竹ひごの骨組みを貼り付け、紐を括り付けて完成。

約二時間の制作時間だったが、途中で飽きる子もなく、16個の〝マイ凧〟が出来上がった。

出来た凧は、公民館に隣接する小学校のグラウンドへ行き、全員で凧揚げ。

僕自身、十数年ぶりだと思うが、青空に浮かぶ凧を見上げながらの今日の散歩、4.3km。

この『凧教室』は地元の柏原公民館主催の事業であり、今年も数多くの事業を計画していたのだが、新型コロナウイルスの影響で中止したり規模を縮小しての事業がたくさんあった。

公民館事業運営委員を仰せつかっている僕としても、去年と今年は忸怩たる思いで過ごしてきたが、今日は久し振りに会った旧知の市役所職員などと、来年の事業の可能性を前向きに話し合えたし、子どもたちの笑顔も見ることが出来たし、沈まない朝の月も見付けられたから、一緒に過ごす誰かがいなくても、幸せなクリスマスイヴを迎えることが出来た。

Happy & Merry Christmas☆

沈まない月の朝に