まだ梅雨明けしないの? と朝からの強い陽射しに辟易しながら、修行先の市民総合体育館へと向かう。

空は、真っ青。

 

 

駐車場から体育館の入り口へと向かう、茶色いレンガタイルの道も、諦めたような乾いた苦笑いを浮かべている。

 

 

館内のメインアリーナでは、中体連のバドミントン大会が行われたが、プレイする方も観ている方も、汗を流していた。

 

ここ狭山市の新型コロナウイルスの新規感染者は、毎日発表されていて、この頃は一桁台で推移していても、なかなか0には近付かない。

 

 

午後、家でくつろいでいたら、外を市の広報車が通り、参議院議員選挙への参加を呼び掛けていたが、ん? 「期日〝ぜん〟投票も利用しましょう」と、車のスピーカーから声が流れてきた。

 全部漢字で書くと《期日前投票》だ。

テレビのニュースなどでは「期日〝まえ〟投票」とアナウンスしているから、《期日〝まえ〟投票》が正しい言い方だと思って、市の広報車が間違っているじゃん! と市に文句をつけようかと考えつつも、まあとりあえず調べてみたら、ほほう。

総務省が法律用語として決めたのは《期日〝ぜん〟投票》なんだって。ただ、NHKなどがテレビで《期日〝まえ〟投票》と表現し出したことで《期日〝まえ〟投票》が一般的になったらしい。

なので行政関係は《期日〝ぜん〟投票》で統一されてはいるが、今は「ぜん」でも「まえ」でもいいと言うのが、総務省の見解だ。

 

 

「ぜん」だろうが「まえ」だろうが、ここへ来ての現政権に〝あとがない〟ことを、日本国民は現政権に、明確に示そうと考えているのだろうか。

先日、このところの物価指数の上昇に関してのニュースがあったが、食料費も電気代も異常に値上がりしていても、政治家たちは痛くも痒くもないのだろうか。

 

気温の上昇とともに、政治への怒りが沸騰してきた今日の散歩、6.4km。

 

 

この暑さ、これから先も続くようで、梅雨明けも間近らしい。

いよいよ夏だ。

 

吉田拓郎の最後のアルバムが、もうすぐ発売になる。

僕よりも八歳上だから、七十六歳だ。

テレビ出演もこの七月の『LOVE LOVEあいしてる』の特番が最後になるようだ。

一方、今年七十四歳の小田和正は、コンサートツアーを精力的に行なっている。

井上陽水の現況が不明だと、ネットニュースが伝えていた。

僕がギターを弾き歌うきっかけだったミュージシャンたちが、それぞれの〝先〟を考え、区切りをつける年齢になっているのだ。

終止符を打つにしても、自分の声と体力が続く限り歌うにしても、そこには自分の生き方に対する〝責任の在り方〟を、僕の好きなミュージシャンたちは示してくれているのだ。

どんなに悪いことをしても、いつの間にか有耶無耶になってしまう政治家たちの、この先は?