シフトの都合で、市民総合体育館での修行は、今日まで三連休だった。

今日は三連休最後の日で、しかもゴールデンウィークの最初の祝日でもあるので、市内で行われるイベントの幾つかに出掛けようと思っていたのだが、天気予報は雨降りだったから、結局は家を出ることのない休日を過ごした。



午後からやはり雨になった。

結構激しい降りで、気温も低い。



2012年に脳梗塞を発症し、それから煙草をやめたり食生活を改善したりしたが、長年かけて体内に積み重なったものは簡単には排出されない。

2017年には右下肢大動脈閉塞という病気で、右足の膝から下を切断するかも、との事態にもなった。

幸いに二週間ほどの入院で事なきを得たが、それ以来八週間に一度の検診と、半年に一度のMRI検査を忘れずにしている。


その右脚が、このところ妙に浮腫んできて、また大動脈閉塞になるのかと、ちょっと心配になってきたが、ともかく動かなければと部屋の中をうろうろしていた今日の散歩、3.3km。



この三連休で、二冊の本を読み終えた。

『コヨーテの翼』と『盗まれた視線』で、ともに作者は五十嵐貴久。



『コヨーテの翼』は、2020東京オリンピックで暗殺を試みようとするスナイパーの話。

折りしもウクライナの義勇兵として〝世界最強のスナイパー〟と言われるカナダ人のワリが、参戦したとかしないとかがニュースになっていた。


『盗まれた視線』は、シリーズになっている、自称か他称か〝探偵〟の中年男、川庄が主人公の物語。

中年といっても三十代後半で、わけあって小学生の息子と吉祥寺で二人暮らしをしている。

主な生活手段は、コンビニのバイト。

ダメ親父のようにも思えるが、こういう男が友人にいたら、いつもの日々がもっと愉快になるのに、と思わせてくれる。


僕の周りには川庄のような人間は見当たらないので、よし自分がなってやろうではないか、とも思ったのだが、川庄ほど若くはなく川庄の〝器〟とは、どうにも形が違うので、川庄になるのは諦めた(笑)。



その代わり、地域の口煩いジジイになってやろうと、日々近所に目を光らせて…なんてことはやらないし、出来ないし、そもそも川庄じゃないけれど、生きていくために働かないと。


さて明日と明後日は、週末恒例の出勤日。

晴耕雨読、晴読雨読、晴動雨読、晴読雨動…ま、どんな表現でもいいが、動ける時は動き、読める時には読もう。

雨でも晴れでも。