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実は昨日、イオが亡くなりました。
それも私の不注意で。

私の初めての子供、と思って大事にしてた子。
目に入れても痛くないくらい可愛かった子。

なのに、私の不注意で死なせてしまった。
ごめんとありがとうはたくさん言った。
涙もたくさん出た。

私の手の中で息を引き取った。
スーっと目を閉じた時「もうダメなんだ」と瞬間的に感じた。

ショックとか悲しいとかの感情の前にただただ呆然としてしまった。
信じられなかった。

ついさっきまで元気に飛んで鳴いてたイオが一瞬の出来事で動かなくなるなんて・・・
それからどっと涙が出た。
「ごめん、ごめん」って言いながら、泣いた。
生きてたときは触らせてもらえなかった頭を撫でて、泣いた。



でもね・・・そんな中で私はチラッと考えてしまった。
「すぐにでもまた小鳥を飼おう」って。
それはイオを失った寂しさから出た考えで・・・「明日の朝からはあの元気な声が聞けないんだ」と思った時に頭に浮かんだこと。

今までは私が辛いときはいつもイオがそばにいて励ましたりなぐさめたり笑わせたりしてくれてたのに・・・
今回はそのイオがいなくなってしまった。

でもいくら自分が寂しいからって、目の前で大事な命がなくなってしまった時に次の子のことを考えるなんて、私はひどすぎるんじゃないの?

私は自分で自分を疑ったよ。
なんて薄情な人間だろう・・・


でもそうやって自分を責めつつも、現実の辛さから逃れたくて次はどんな子を飼うかとか考えてる。

イオはこんな母さんを見てなんて思ってるだろう・・・
命ってこんなに儚いものなんだね。
イオが命を張ってバカな母さんに教えてくれた。

私のバカはいつまたっても治らないから、もう動物を飼うのはやめたほうがいいのかもしれない、なんて思ったよ。

どうしよう・・・明日、午後から仕事なのにまだ寝られない。
こんなんじゃ、いつまでたってもイオが心配しちゃうな。