恋をしているとき、私たちはつい「もっと愛されたい」「わかってほしい」と思ってしまいます。
でも本当の愛は、誰かを変えることではなく、自分の心を整えることから始まるのかもしれません。
たとえば茶道の世界では、「一期一会」という言葉があります。
たった一度の出会いを、かけがえのない瞬間として大切にする心です。
相手を思いやりながら、自分の在り方を丁寧に整える。
これは恋愛にも通じる姿勢ですよね。
焦らず、無理せず、心を静めて相手と向き合うことで、関係は少しずつ調和していきます。
また、日本舞踊の所作にも恋愛のヒントがあります。
舞踊は「相手と呼吸を合わせる」芸です。
無理に自分を大きく見せようとせず、流れに身を委ねることで、美しさが生まれます。
恋も同じ。
相手を支配しようとするより、お互いが自然に息を合わせることが大切なのです。
茶室の静けさや、舞台の一瞬の間(ま)には、言葉以上の想いが流れています。
恋愛もまた、言葉や行動ではなく「どんな心で相手と向き合うか」で深まっていくもの。
たとえ連絡が取れない時期があっても、それは愛が育つための必要な時間なのかもしれません。
日本の美意識である"侘び寂び”は、「完璧じゃなくても、そのままで美しい」という感性です。
恋愛も同じで、不安や欠点があっても、それを受け入れることで心は豊かになります。
恋は、相手を通して自分の心を映し出す鏡。
その鏡を美しく保つためには、外よりも内を整えること。
静かで穏やかな心が、きっと本当の愛を引き寄せてくれます

あなたの魂が今日も光とともにありますように...
Ryoco.
