「土人」発言の機動隊員懲戒、処分は妥当か | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

機動隊の若者は自己犠牲を払って、ここまで沖縄問題を全国民に知らせてくれた恩人です。この記者さんに賛同です。あと、自主憲法制定や東京裁判史観批判を訴え続けた奥野誠亮元法相の訃報も大変残念です。スパイ防止法も自主憲法を制定せねば成し遂げられません。憲法改正など生温い。

心理学の世界では口数の少ない人ほど、いざけんかとなると暴力的になることが多いといわれている。悪口や雑言を言わない分、怒りや憎しみをため込みやすいためだ。人間に限ったことではない。例えばトリで残忍な行動が見られるのが、意外にも平和の象徴であるハトだ。周知の通りハトは音声のレパートリーが乏しい。飼育下でいったんけんかに発展するや、仲間を殺してしまうこともあるほど抑制が利かなくなる。

ののしり合いは、見ていて決して気持ちのいいものではない。しかし高まる攻撃衝動のはけ口として、安全弁としての役割も見逃すわけにはいかない。

先月、沖縄県で米軍のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)移設工事の警備に当たっていた大阪府警の機動隊員2人が反対派に向かって「土人」「シナ人」と暴言を吐いたことで、同府警は戒告の懲戒処分とした。差別発言とも報じられたが、現場では警備側と反対派との間で一触即発の状態であったと想像される。そこでは罵詈(ばり)雑言を交わすことも、実際の衝突を未然に回避する一定の機能を果たしていただろう。

許されない発言をしたことは事実だが、たった一度の暴言に対し注意でも訓告でもなく懲戒という経歴に残る厳しい処分を、しかも発言からわずか数日で科すというのは前例がない。

通常ならまずは注意し、それでもなお同様の行為に及んだら懲戒である。

さらに驚いたのは、この尋常でない処分についての論評が主要メディアに見当たらなかったことだ。どう考えても、今回の件に早く幕を引きたいという意図が透けて見える処分なのにである。反対派は鬼の首を取ったように「懲戒を勝ち取った」と思い込んでいるかもしれない。

あおりを食って不当なまでに厳しい処分を受けた機動隊員は、まるでスケープゴートではないか。

メディアはどうして「公務員の身分保障」に言及しないのだろう。政治介入を排して職務の公共性が維持されるよう、公務員は身分が保障されているのではないのか。

よしんば厳しくするにせよ、処分されるべきなのはむしろ、状況を適切に伝えず隊員らを沖縄県へ送り込んだ上層部ではないだろうか。

今回の処分は2人はもちろん、現場に派遣された隊員全体の士気に影響を及ぼしていると推察されるが、そういう報道は見かけない。

そんななか、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣される陸上自衛隊の部隊に「駆け付け警護」の新任務が加わった。類似の不測の事態が起こった場合に責任の所在はどこにいくのか、ぜひマスコミに取材してほしいものである。

http://www.sankei.com/column/news/161120/clm1611200006-n1.html
【プロフィル】正高信男(まさたか・のぶお) 昭和29年、大阪市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。専門はヒトを含めた霊長類のコミュニケーションの研究。
自主憲法制定の奥野誠亮元法相、信念訴え続けた保守政治家の最長老

自主憲法制定や東京裁判史観批判を訴え続けた保守政治家の重鎮が逝った。

「若手の諸君に呼んでもらったんだ」。満100歳を迎えた3年前の夏、念願の東京スカイツリーに上った奥野誠亮氏は笑顔で語り、招いてくれた綿貫民輔元衆院議長、島村宜伸元農林水産相らに感謝した。

昭和2年生まれの綿貫氏を若手と呼んだのに驚いたが、それも当然だった。

大正2年生まれ。戦前と戦中、戦後の占領期、独立後の全てを官僚、国会議員として歩んだ稀有な体験を持つ最後の政治家だった。
世の転変を責任ある立場で経験し続けたことが、現実的でバランスある信念を培った。タカ派のレッテルが貼られたが、そうした勢力が左に傾いていたことは今なら明白だろう。

鈴木善幸内閣の法相だった。閣僚が国会で憲法改正を説けば野党やマスコミから総攻撃される時代だったが、勇気をもって自主憲法制定を問題提起した。

担当記者らが昭和52年に始めた奥野氏を囲む毎月の勉強会は長く続き、今月2日も開かれた。

勉強会で謦咳に接したが、とりわけ印象に残ったのが戦中と占領期の話だ。

昭和20年3月の東京大空襲では多くの遺体の収容に当たった。戦争指導に疑問も抱いたが、本土決戦を覚悟して懸命に働いた。灘尾弘吉内務次官が耳元で「軍はけしからん。国民を道連れにしようとしている」とささやいたことを折に触れて語っていた。

それでも奥野氏が「日本を守れない憲法は無意味だ」と強調していた意味をかみしめたい。今の憲法の下での専守防衛は、本土決戦主義に似ている。

「主権がない占領中は国会も政府も自主的活動はできなかった。法案を出すのも、国会審議で修正するのも、議決が賛成でも反対でもGHQ(連合国軍総司令部)の承認が必要だった。憲法も同じだ」

地方税財政のエキスパートとしてGHQと連日渡り合った経験者の発言は重い。102歳になった昨年11月、日本記者クラブで会見するためのお手伝いをした。「国民に言いたいことはひとつ。自前の憲法を作ろうということだ」

後輩の政治家たちに、その熱意と意味が伝わることを願っているはずだ。
(論説委員 榊原智)
http://www.sankei.com/politics/news/161117/plt1611170043-n1.html

そこまで言って委員会NP 2016年11月20日


★テロ準備罪、スパイ防止、防諜法の次期通常国会の法案提出に声を上げてください★
テロ準備罪=組織犯罪処罰法改正案、公明党に配慮するというバカげた芝居を演じ、今臨時国会提出は見送られたようですが憲法第九条第二項の改正、スパイ防止、防諜法を次期通常国会提出に、まだまだ粘り強く要望の声をお届けください。

【文春】ウイルスを「潜入捜査」する警視庁オタク集団「ネルフ」
https://news.nifty.com/article/magazine/12113-20161117-6794/1
アメリカが想定している「対中戦争」全シナリオ 尖閣諸島は自力で守らねばならない
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50181
金融庁、サイバー攻撃の対策訓練!でも俺らに関係あるの?←あります
http://ascii.jp/elem/000/001/267/1267097/
トランプが煽った米ロ・サイバー戦争の行方
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161118/NewsWeekJapan_E181071.html
五輪を狙うサイバー攻撃対策は情報共有とチーム作りが鍵
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/111803436/?rt=nocnt
サイバー戦争が制御不能になる可能性
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8186
菅氏 サイバー攻撃対策強化へ日本が主導的役割を
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161119/k10010775381000.html


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