こういう女性になりたい【朝日新聞記者は爪の垢煎じて飲ませてもらいなさい】 | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

$Jellyの~日本のタブー~


【スタッフ】
監督=ジョエル・シューマカー   
製作=ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮=ネッド・ダウド、チャド・オマン、マイク・ステンソン
原作=キャロル・ドイル   
脚本=キャロル・ドイル、メアリー・アグネス・ドナヒュー
撮影=ブレンダン・ガルヴィン   
編集=デヴィッド・ギャンブル
音楽=ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

【キャスト】
ケイト・ブランシェット=ヴェロニカ・ゲリン
ジェラルド・マクソーリー=ジョン・ギリガン
シアラン・ハインズ=ジョン・トレイナー
ブレンダ・フリッカー=バーニー・ゲリン
バリー・バーンズ=グレアム・ターレイ
サイモン・オドリスコール=カハル・ターレイ
コリン・ファレル

【あらすじ】
1996年6月26日 アイルランド・ダブリン

麻薬犯罪の実態を追い続けていたある女性記者が凶弾に倒れた・・・
だが、彼女の死は人々を目覚めさせ、社会に変革をもたらすこととなった。

1994年“サンデー・インディペンデント”紙の記者『ヴェロニカ・ゲリン』麻薬犯罪の実態を取材。

ダブリンの裏組織に詳しい『トレイナー』や、友人でダブリン警察の刑事から情報を聞き出し、関係があると思われる人々を「ヴェロニカ」はつぶさに調べ、訪ね歩いた。

危険人物にもひるまず取材し、ありのままを記事にする彼女の半ば強引な取材方法に、同僚や他紙の記者たちは眉をひそめ、ジャーナリストの集まるパブでジョークのネタにしていた。

「ヴェロニカ」の執拗な取材は、麻薬売買組織の首謀者『ジョン・ギリガン』へと迫る。

「トレイナー」のボスでもある「ギリガン」は注目を浴びることを好まず「トレイナー」に「ヴェロニカ」との接触を控えるように警告する。

そして、「ヴェロニカ」に対しても警告が発せられた。

自宅の窓ガラスに残された銃弾の跡、この警告は「ヴェロニカ」に恐怖を与えると同時に、彼女の追求が核心に迫っていることを意味していた。

だが、銃弾は「ヴェロニカ」の信念を変えることはできなかった。
メディアとアイルランドの世論を味方につけ、彼女は再び取材を開始するが・・・



先日なんの気なしにテレビをつけていると、この女性の物語が始まりました。
あまりにも感動したので映画版を観て再度、感動!

女性ジャーナリスト『ヴェロニカ・ゲリン」(ケイト・ブランシェット)理解ある優しい旦那に支えられ、可愛いい盛りの男の子の母親は新聞記者。

実際のヴェロニカ・ゲリン
$Jellyの~日本のタブー~


町中に蔓延する麻薬、路上に散乱する注射器具を目の当たりにして政府や警察の名ばかりの生温い麻薬犯罪撲滅活動に業を煮やし命を張って敢然と挑むジャーナリストの鏡とも言える筋金入りの女特攻隊長の物語。

命を惜しまず大物悪玉に体当たり取材する姿勢はある意味“無謀”なんですが彼女の命の代償にアイルランドの麻薬問題が一気に大変革を遂げたといいます。

この自己犠牲精神と巨大化した悪徳権力者に真っ向から挑む正義の公器たる新聞社、多くのジャーナリストが見習うべきだと思います!
   
日本のジャーナリスト達は口先だけの批判や問題提起、誰かが言った様なのばかりに怒っている風ですが、やるのは自分達ではなく国の役人や官憲や国民で。

それも右も左も与党も野党もみんなで言いたい放題のまとまらない議論。
それを全て曖昧模糊としたまま、ただ流すだけで闘ってはいない。 

この「ヴェロニカ・ゲリン」女史は麻薬問題に義憤を感じ、徹底的に追求し、自分の“命”と引き換へに国や政府や国民を動かしました。

暴漢に襲われ、拳銃で太ももを射抜かれ、大物の悪徳要人に面会した際、思いっきり顔面を拳骨で何発も殴られ、子供の命だけじゃない、家族みんなを殺すからと脅され、それでもなお悪に立ち向かった勇気、それこそが今我々が持つべき忘れてはならないもの。

平和ニッポン、何もかも公正中立、平等、曖昧、見て見ぬ振り。

どこに正義はいってしまったのか?

彼女の死はやっと人々を目覚めさせて、社会に変革をもたらすこととなりました。

しかし、これは単なる感動と記念の作品ではなく、誰かが命を懸けなければ誰も何も動かない残酷な一面だということを思い知らされたと共に私も彼女のような女性になりたいと強く感じました。

タブーを恐れない勇気、弾圧に負けない勇気、この映画を観てより一層勇気が湧いてきました。
そうなると幸せは訪れないかもしれない。 

The murder of Veronica Guerin