走りって

 

「ツライ」

 

ランニングの場合, ある程度ペースを上げると必ず主観的な強度が高くなる そして, レースのパフォーマンスを向上させようとすれば, "ツライ"トレーニングを取り入れることは必須となる 

 

初心者ランナーの場合は軽度のジョギングでパフォーマンスが向上する場合があるが, ある程度トレーニングを積んだランナーならば高強度のトレーニングが不可欠であることは言うまでもない

 

将来的なパフォーマンス向上を目標にするのは前提であるとして, 日々消化していくトレーニングの実質的なモチベーションをコントロールする必要がある

 

「ツライ」という消費に対してパフォーマンス向上という収益の収支が黒字であることが望ましい 人間の本質的に労力に見合う結果が得られなければ続ける意欲は生まれない 特にランニングを趣味として行うならば, 苦痛に対するパフォーマンス向上が全く無ければ続ける理由は無いだろう

 

 

日々のトレーニングの実質的なモチベーションは

  1. トレーニング自体に楽しさや健康的メリットがある
  2. パフォーマンスの向上が期待できる
から生み出されると考えている
二つの違いは, トレーニング自体に対してモチベーションを見出す点, トレーニングをパフォーマンス向上の手段としてモチベーションを見出す点である 言い換えれば, 短期的か長期的かという違いである 
 
 
 
トレーニング自体に楽しさや健康的メリットがある
  ランニングは地味な動作の反復であり, トレーニング自体に楽しさやメリットを見出すには工夫が必要である 例えば, インターバルの残りの数本を競争にする, なるべく多い人数で走るなど ペースを守るランニングは生理学的な面や動作的な面で必要な場面もあるが, 最大出力の強化やレース感を養うという位置付をすれば, レース形式で競うことは楽しく効果的なトレーニングになると考えられる また, 多人数で走ることで先頭を交代したり励まし合ったりと, 1人で走るよりもメリットが多い 更に, ランニングの有酸素運動には自律神経を整える効果がある 自律神経が整うことで無性に気分が良くなったり, 睡眠の質が向上するなどの良い効果がある
  ジョグでは同じ動作を長い時間繰り返すが, 集中していれば体感時間は短く, 脳内がクリアな状態では考え事も捗る 
 このように, 方法や考え方を工夫すればランニング自体に楽しさやメリットを見出すことができる
 
 
パフォーマンスの向上が期待できる

 結果的にレースのパフォーマンスが向上すると考えられるトレーニングには, 大きなモチベーションが発生する しかし, 多くの人が経験したことがあると思うが, 効果があると分かっていてもモチベーションが保てない時がある モチベーション低下の大きな原因は, 「トレーニングの効果が短期的に感じられない」ことであると思う あらゆるトレーニングの目標が「強くなる」や「速くなる」といった漠然としたであれば効果が実感できるタイミングはレースやTTに限られてしまう そこで, AのトレーニングによってBという結果が得られる, という因果関係を小刻みに設定し結果を評価する 動作改善や筋力強化は結果を評価しやすい 結果が短期的に出ないトレーニングの場合は進捗状況自体を評価することがモチベーション維持に有効である いずれにせよ, トレーニングの目的を明確にした上で消化することが大前提となる 

 

 

以上の二点のバランスを上手く保つことで無理なく, 頑張ってる感なく, モチベーションを維持できると考えている 

 場合によっては, 練習量が少なくなることがあるかもしれないが, 練習が嫌にならずに継続できることが最優先だと思う