◆私自身の経験から、、



何か自分が望むことへの成果を出したいと強く願っているならば、
圧倒的な時間の投入量が必要だと私も教わってきました。


圧倒的な時間の投入量。
具体的にはどのくらいなのでしょうかね。


私自身を振り返って、、、、。
構造計算の覚えたてとか、新しい計算法
(時刻歴応答解析等ですね)を知りたいと強く思ったときって


おおよそですけれど仕事の時間も含めて1日の内で14~16時間を
建築の構造に割いていましたね。

それほど時間を掛けるのが良いのか悪いのかは私ではわかっておりません。

でも、、事の成否って、時間の投入量の差が効いてくると
私は思うのですよね。

構造計算を覚えたいと強く願っているのに
「仕事の時間内で教えてもらいたいです。」
とか
「あ、自分は9時から18時までしか働かないんで」
という意見を聞きますと、

『それ、本当に構造計算をマスターしたいのですか?』
と逆質問したくなります。


何も仕事で過酷な働き方をしましょうなどど
主張するつもりは毛頭ありません。
(くれぐれも御間違えの無いよう)


それでも、特別なスキルを身につけるには
〈一定の時間を投入する〉必要があるのではと思っています。

一生の時間の中で考えますと
構造計算をマスターするための濃密な時間は
何分の一くらいになるのでしょう?。

おそらく何十分の一か何百分の一ではないでしょうか。

ただ言えるのは、、、、
時間の投入量を行わずしてマスターしたいスキルが
身についた人は、ほんの僅かだということですね。
 

 

◆卒業研究の審査で感じること。



私は10年前から大学の卒業研究ゼミを受け持っていて、
毎年1月末に卒業研究の最終審査が校内公開で行われます。

発表を終えた学生らのなかには
建築造形でのデザインセンスの有無を
作品の出来映えの言い訳にしてる人もいました。

でも、、審査する側から申し上げれば
デザインセンスの有無は作品の出来映えに
余り関係していないと思ってます。

では、何が違うのでしょうか、、、、?。


それは、作品の制作にかけた時間の投入量です。
評価の高い作品を制作した学生に共通したのは
ほぼ毎日、制作作業に時間を割り当てていたようです。
(個人により投入量に差はありましたけど。)

振り返って、構造計算にも同じことが言えると感じました。
構造計算ができるようになるのは
計算のセンスではなく、時間の投入量が成果を決めます。

少しずつ少しずつでもいいから、ほぼ毎日時間を作って
成果を出したいことへ時間を投入していく。
それが積み上がって成果がでると実感した日でした。


 

◆建築士試験で思うこと。


 

あなたは資格試験勉強の時間を具体的に計算したことありますか?。

例えば二級建築士。
建築系の専門を学べば、実務経験2年を経て
試験に合格していると資格取得です。
(実務は試験の後でも可となりましたね)

2年という期間を時間で置き換えます。

1年365日の内で休日が120日とします。
1年の勤務日は245日ですね。
1日の労働時間を8時間とするなら
8[時間/日]×245[日]=1960時間
2年で3920時間となります。

構造設計一級建築士の場合。
一級建築士取得後の実務経験は5年です。
同じように計算しますと9800時間に達します。

あなたは〈1万時間の法則〉というのを
聞いたことありますか?。

「1つの物事をベテランとなるには
1万時間の時間の投入量が要る。」

というようなことのようです。

構造設計一級建築士を目指して
実務を5年間行えば、「1万時間を投入した。」
と言えそうですね。

私は物事をマスターするには
一定以上の必要最低限の時間投入量があると思ってます。

その必要最低限が何時間かは誰もわかりません。

1回の時間投入量が小さくても
積み重なれば大きなリターンで戻ってくるはず。

だから、カンタンに諦めず一歩一歩進めていきましょう。

それでは、また。

 

 

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