おはようございます。

今回は、手計算でピンチを切り抜けた元部下の話で
私が以前勤務していた時に部下だった方ですが
彼はいま、独立して構造設計事務所経営者なので
時折会ったりして、食事などする間柄です。


そんな彼が独立したのは今から5年ほど前で
独立したてで一人で事務所にてある物件を
設計していました。自分の持ってるPCは1台のみ、
設計物件は順調に進んでいたようです。

しかし、こういう順調な時に限って出るんですよね。
アクシデントが・・・・
どういうアクシデントだったかというと・・・

PCが動かない!」というあるあるネタみたいなアクシデントでした。


しかも、納期も迫ってきての大事な時期に!
そこで、どの様に対応したのか・・・

件の彼は、PCは修理に出すコトを決めました。
そして新たにPCを買いに・・・とは行かずに
(何せ独立したてで資金繰りも苦しい)
A4版の方眼紙を使って、手計算をはじめました。


彼は私の部下だった時に、手計算で行うことを
マスターしていたことが幸いし

そして、無事納品・・・。
(後日にPC復旧して電算プログラムでの出力も提出したそうです。)


この話を私は納品された後に聞かされました。
お客さんには手計算の成果物を嫌がられなかったかと
尋ねてみました。


すると・・・、


全く支障なかったとのことでした。

PCはアクシデント起きたことを正直に伝えて
でも自分で計算したから構造物の安全性は確認している
ことを説明してから、
まずは、これで納品して後日に電算出力も提出する。

という約束をされてたそうです。


これが
「PCが使えないから、お客さんへも納品できない。

ので、お客さんへ

「PCが壊れましたので、納品を遅らせて下さい。」

などと伝えたら、お客さんはどう感じるでしょう?

伝えられたその場では「まぁ、仕方ないですね。」

とおっしゃる方もいるでしょう。

でも、心のなかでは・・・。

「ホントにPCのトラブルかな・・?。間に合わない言い訳では?。」

と勘繰られるかもしれませんね。


でも・・

彼は、自分のマスターした手計算スキルを使って
お客さんとの信頼関係を保ちました。


構造計算が出来るようになりたいと思うあなたも
手計算スキルを身につけておけば、あなた自身を
助けてくれるときがくるでしょう。

それでは、また。

P.S)
ブログを読みました感想などを遠慮なくコメント下さい。
それから、構造計算での悩みなどもお聞かせくださると
嬉しいです。

P.P.S)
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