このブログは
2010年5月に白血病を発病し、
2017年9月(満24歳)まで、
命の限りを精一杯生きた息子との日々を綴ったブログです。
2013年の5月
母の日
当時、仕事が忙しかった私の為に、書きやすいボールペンをプレゼント🎁してくれた
亡くなる3ヶ月ほど前、一緒にグランフロントへ行った時、
「あの時のボールペン、ここで買ってんで!」
と、教えてくれた。
めちゃくちゃ忙しかった時なのに本当に嬉しかったな
体調が良くなかったらしいが、気にいるのがなくてデパートを探し回ったらしい。
その扇子をプレゼントしてくれた時、
京都のいつもの下宿先の近くのインドカレー屋へ食べに行ったが、お腹が気持ち悪いと言ってほとんど食べなかった
その2、3日後に、たまたま大阪の実家に帰って来た。
まだ、お腹が気持ち悪いとほとんど食事をせず、
「肩に激痛が走るけどなんやろ?」
肩を30分ほどマッサージをした。
それでもあまり痛みは取れなかったけど明日、部活、朝早いから帰る。と言って夜の9時ごろ大阪を出た。
ちょうど枚方に差し掛かった頃
「痛い、痛い、お腹が痛い!
肩が痛い!」
と、車の中でのたうち回ってた。
「あかんわ、病院行こか!」
と、私が言うと
「絶対イヤや!」
と言うが本当にどうしようもなく痛かったようで強制的に病院へ連れて行くことにした。
「再発ではなさそうやけど、M病院で入院して診てもらってたからそこ行くで!」
引き返した足で病院へ向かった🏥
念のため、血液検査をした後、当直の内科の先生に診てもらってたら
「内臓破裂してるかもしれない」
でも、原因が分からずしばらくそのままにされていた。
20分程経った後、慌ただしく血液内科の部長先生が別室へ入った。
たまたま、当直だった。
3年前に白血病と診断し、分かりやすく優しく話しをしてくれた先生だ。
それから随分と経った後、
「〇〇くん、残念な結果やわ」
「血小板、また20分の1ほどしかないわ。
青あざ出来てる?」
少し出来ていた
「え?先生どういうことですか?お腹痛いって言ってたんですけど。
最初に白血病を発病した時は、3週間ほど前鼻血が止まらないことがあったり、微熱がある。気だるい。
といった症状だったんですけど。」
再発したら弱い内臓へ行く。
脾臓が破裂寸前だと。
なにそれ。
なんなん。
油断してたやん。
体調は悪かったけど、それ?
うそやろ?
そんな角度から攻めてくる?
「残念やけど、今から直ぐ入院やね」
おばあちゃんが泣いていた。
そんなに体調悪いのにプレゼントなんか買わなくていいのに…
2年7ヶ月前に笑顔で退院した病院にまた戻ってくるなんて