こんにちは。愛知の視覚障害ピアニスト小島怜です。本日もお読みいただきありがとうございます。
だいぶ久々の投稿となりました。本日は最近の近況を少し記載したいと思います。
夏まで続いた一連のリサイタル絡みのコンサートが終り、現在は次に向けて新しい曲と向き合っています。現在取り組んでいる曲はリスト作曲の愛の夢です。
今更ながらですが、僕にとって楽譜を読むことは日々発見の連続です。点字楽譜を使用している僕にとっては、曲と向き合う際にまず暗譜することが最初の作業です。そのため、楽譜を読むことは全てではないものの音を取るための物という考えがありました。しかし、最近では指遣いや体の使い方・音色など音取以外の要素も含めて楽譜を読むうちの一つとして練習に励んでいます。よく、「楽譜に向き合っているときや弾く前の時点からすでに演奏が始まっている。」ということを以前からも教わっていました。その意味がやっと少しだけ分かるようになりました。
とはいえ、レッスンで教わることがまだまだ大半ですが、ピアノ演奏は弾くことよりも頭を遣うことが多い学期だなと痛感しています。
コンサートがないからこそ、分かることも多くありました。今年はもう本番のステージはありませんが、来年に向けてまた日々精進していきます。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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