宝塚歌劇と私 前編 | 流離いのアマチュア学者JETのつぶやき

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宝塚歌劇といえば、女性ファンのイメージだと思います。
実際、宝塚大劇場に行っても東京宝塚劇場に行っても、ほとんどは女性ファンです。

しかし、少数派とはいえ男性ファンもいるのですよ。この私がその一人です。
桂三枝さんや、フジテレビの葛西アナウンサーなど、有名人の男性ファンも多くおられるます。

私は小学生の頃から演劇に興味があったので、宝塚歌劇にも少し興味がありました。
演劇関係のクラブに所属していて、そこの同級生の女の子が“ヅカファン”だったので、色んな話を聞かされたものです。

何年かたった、高校2年の夏休みのこと。
当時、勉強もせずに落ちこぼれていた私は、その日もボケ~っと近所を歩いていました。
すると、同級生のHさんのお母さんに遭遇。
聞かされた衝撃の事実。「Kさん、4月に宝塚音楽学校に合格して入学したんやて・・・」

そうです。あの“ヅカファン”の同級生がKさんなのです。
私は、その時に思い出しました。
Kさんは小学校の卒業文集の将来の夢に「宝塚歌劇に入る」と書いていたのです。
そして私は「弁護士になる」と・・・

小学生当時は中学受験に向けて学校でも頭がイイ方だった私も、その時は偏差値50そこそこまで落ちぶれていました。
その時の私には弁護士などとは夢のまた夢・・・
これでは駄目だと、目が覚めました。

その後なんとか、そこそこの大学に入れるくらいまでに学力は回復したのですが、法学部には合格できずじまい。
合格できていたとしても、司法試験に合格できるほど勉強する根性もなく、結局夢はかなわなかったでしょう。

しかし、高校2年の夏休みに、同級生が夢をかなえつつある事実を知らなければ、私は堕落した人生を歩んでいたかもしれません。

つづく・・・


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