TOKYO-SPORTS

 米スポーツサイトのブリーチャーレポートは1日(日本時間2日)、「大リーグのFA、25(選手)の大型契約を格付けする」というタイトルの特集記事を掲載し、日本人選手はドジャース入りした大谷翔平投手(29)、山本由伸投手(25)ら5人が紹介された。 

 

 格付けはA、B、またはCに分けられ、10年7億ドルの大谷、12年3億2500万ドルに加えオリックスに5600万ドルのポスティング・フィーをもたらした山本は文句なしのA評価だ。

 

  カブスと4年5300万ドルで契約した今永昇太投手(30)はA。これは現時点では8番目に大きな契約で、同サイトは「今永の市場は9桁の(1億ドル)契約になる可能性があるとうわさされていたが、どういうことかカブスはその半分の金額で彼を獲得した。それは今永の市場がそれほど大きくなかったか、(中略)このサウスポーがカブスに入りたかったということかもしれない」と指摘した。 

 

 5年2800万ドルでパドレス入りした松井裕樹投手(28)の契約もA評価だ。同サイトは日本での通算防御率2・43、236セーブを挙げた実績を紹介し、「もし彼のライジング・ファストボールが打者を惑わせなかったとしても、スプリッターを持っている左腕なんてめったに見られるものではない」と、大リーグでは希少価値の高い「左のスプリット」に注目した。

 

  もう一人の日本人選手はタイガースと2年2400万ドルの契約を結んだ前田健太投手(35)で、「今でも優れた制球力を持つアーティストだが、トミー・ジョン手術から復帰したばかりで4月11日で36歳。安定してイニングが稼げるかどうか疑問」ということで、C評価となった。前田の契約総額は現時点では今オフ25番目の額となっている。

 

  バッテリー陣のキャンプインまであと2週間ほどとなっているが、FAになっているベリンジャー、チャップマン、JDマルチネス、モンゴメリー、スネルら大物選手はまだ契約先が決まっておらず、獲得に興味を持つ球団は彼らの相場が下がるのを待っているようだ。