7月13日。
2004年、新潟県中越地方は集中豪雨による水害で甚大な被害を被りました。
奇しくも今年のこの日は、長く続く梅雨空の中で
たった一日だけ青空が顔を見せ、束の間の良い天気。
今日はチャンス! やおら、愛機MT-07を引っ張り出してきて、
楽しみにしていた企画展を見に行って来ます。
K8、通称・長岡見附三条線を通り、途中でK212へ。
五十嵐川にかかる「渡瀬橋」から上流方面をパシャリ
改修工事も終わり、6年前の面影は一切無くなった様に見えますが...。
それでも地元の人々にとっては水の恐怖・痛手はしっかりと
刻み込まれているのでしょうね
K212から農道を通ってR403を北上して着いたのは
「新潟市立新津美術館」です。
ここで6月27日から展示されている「不思議の国のアリス展」を見にやって来ました。
ルイス・キャロル、本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが教師時代に
寮監の娘たちにしていた創作のおとぎ話。
自分はこの物語自体から興味を持った訳でなく
この漫画「ARMS」から。
ここに出て来る主人公を始めとした設定・人物・キャラクターたちが
不思議の国のアリスの住人をモチーフにしていた事から興味を持ちました。
概ね館内は撮影禁止なのですが、エントランスや
初版の挿絵を描いたジョン・テニエル以外の挿絵は撮影出来たので
それらを撮って。 もちろん、じっくりと拝見もしてきましたよ
上の3枚の写真、それも素晴らしい絵でしたが、撮影禁止のジョン・テニエルの絵。
アリスの世界に一番ふさわしい絵...そう言わしめられるのも納得の作品でした。
美術館を後にして続いて昼メシ。
ここから近くに在る、ラーメン店でも隠れ家的な面持ちの
「おもだかや 新津店」へ行って来ました。
隠れ家的というだけあって、店の駐車場はこんな感じ。
うっそうとした樹々に囲まれた店の前は、トトロの世界と言うか、
不思議の国のアリスを見てきた自分にはアリスの世界の気分で
“営業中”の立て看板のその先に店。
それもまたラーメン店にはチョッと見えない趣きです。
店内も古民家を模した造りになっていて
落ち着いた気分で食べるラーメンは
「味噌そば」780円と「チャーシュー」を1枚100円。
以前はこの店の看板ラーメンとも言える「支那そば」を戴きましたが
今回の味噌そばは、その極あっさりとした味とはまた違う、味噌の優しい味。
存分に味噌の味を堪能してバイクの所に戻って来ますと
今では、すっかり見かけなくなったカラストンボ(ハグロトンボ)。
ヒラヒラと、儚くなびきながら飛んでる カラストンボ を懐かしみながら
次の場所へとMT-07を走らせます。