毎月、気になる映画をピックアップする企画。10日以上経ったので、公開中作品も多いのですが・・・

 

『マミー』(公開中)は、90年代終わりに巷間を賑わせた和歌山毒物混入カレー事件を検証するドキュメンタリー。死刑が確定した女性は、「平成の毒婦」のような呼ばれ方をしていたように記憶するが、さて・・・ と、これは鑑賞予定。

 

『Chime』(公開中)は、黒沢清監督の新作中編。上映劇場が限られているので、鑑賞時間をあわせるのが少々困難。製作の経緯なども、通常とは異なっているので、このような上映になっています。

 

『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』(公開中)は、マルコ・ベロッキオ監督が「アルド・モーロ元首相誘拐事件」に再び挑む社会派作品。2部制での上映で、6時間近い巨編。近々鑑賞予定だが、最後まで気力が持つかしらん。

 

『ぼくの家族と祖国の戦争』は、第二次大戦末期のデンマークを舞台に、デンマークに押し寄せた難民を背景に描いた社会派ドラマ。敵国の難民を受け入れるか否か・・・ テーマは現代にも通じると感じます。

 

『助産師たちの夜が明ける』は、助産師たちを通して現代フランスを描く社会派群像劇。貧困、移民、ジェンダーギャップなど、うまく出来ていれば、相当関心深い映画になると思うのだが。

 

『箱男』は、安部公房の小説を石井岳龍が監督した作品。小説は未読なれど、不条理さが現代社会を照射しているように感じられます。ちなみに、諸星大二郎のマンガ『シマ男』は、公房の小説のパロディだったもよう。

 

『ソウルの春』は、70年代末に起こった韓国の軍事クーデターを描いた社会派娯楽作。韓国映画をピックアップすることは少ないのだけれど、これは観ておかねば!と感じました。

 

『チルドレン・オブ・ザ・コーン』は、スティーヴン・キング原作小説の映画化の旧作、初の劇場公開。このあと、延々と続編が作られており、本作を含めて何作かは鑑賞済み。改めて観るかどうか別だけれど、ピックアップしておきます。

 

なお、『デューン/砂の惑星 4Kリマスター版』(デヴィッド・リンチ監督)、『化け猫あんずちゃん』は鑑賞済み。別途、レビューアップします。