LGBTQ+をオープンにして世界で活躍する俳優さんたちを彼らのセクシーショットと共に紹介します!1~30人目までは下記の別記事にて。



Jeremy Pope(ジェレミー・ポープ)



ドラマ『POSE/ポーズ』や『ハリウッド』の他、ブロードウェイの舞台作品などにも多く出演して、エミー賞、トニー賞、グラミー賞などのノミネート経験もあるジェレミー・ポープは、2019年のEntertainment Weeklyとのインタビューで「ゲイの黒人として育った」自身の生い立ちについて言及。

 


2022年の映画『The Inspection』でゲイの海兵隊を演じたジェレミーは、2023年のVarietyとのインタビューで、その映画と同じ時期に出演を打診されていた別の映画で自身がゲイであることを理由に役を降ろされたと明かしています。

 


Instagram:@jeremypope




Justice Smith(ジャスティス・スミス)


上の画像はドラマ『Genera+ion』より


『名探偵ピカチュウ』や『ジュラシック・ワールド/炎の王国』、『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』などへの出演で知られるジャスティス・スミスは、2020年6月のプライド月間にインスタグラムへの投稿で(現在は削除されています)クィアであることを公表しました。


Instagram:@standup4justice




Hunter Doohan(ハンター・ドゥーハン)



NETFLIXドラマ『ウェンズデー』やテレビドラマ『Your Honor/追い詰められた判事』などへの出演で知られるハンター・ドゥーハンは、2022年の6月に映画プロデューサーのフィールダー・ジュエットと結婚しています。


コロナ禍で婚約して結婚した2人は2015年にTinderで出会って交際をスタートさせたんだそうで、2人の結婚式の司祭は『Your Honor』で共演したブライアン・クランストンが務めたそうです。(インスタに式の写真あります)


ちなみに2022年のQueertyとのインタビューでは、ハンターが自分のセクシュアリティーを自覚するキッカケになったのが、当時のガールフレンドにオススメされて見た『ウィル&グレース』だと語っています。そのガールフレンドとは今でも友達で、彼女は偶然にもグレースという名前なんだそう。

 


Instagram:@hunterdoohan




Conrad Ricamora(コンラッド・リカモラ)




『殺人を無罪にする方法』のオリバー役や『ファイアー・アイランド』のウィル役で知られるコンラッド・リカモラは、キャリアの初期からゲイであることをオープンにしていて、ブロードウェイの舞台でも活躍しています。


Instagram:@conradricamora




Luca Calvani(ルカ・カルヴァーニ)




母国の映画やドラマでの活躍に加えて『コードネーム U.N.C.L.E.』や『ザ・バンク 堕ちた巨像』などのハリウッド作品にも出演するイタリア人俳優のルカ・カルヴァーニ。2000年に映画プロデューサーのフランチェスカ・アリーナと結婚して(後の2016年に離婚)2009年には娘が生まれているルカは、2022年6月のプライド月間に実業家の男性パートナー(Alessandro Franchini)との関係をインスタグラムで明かしました。

 

ちなみに2人は投稿当時の時点で2196日(つまり2016年からの約6年間)付き合っているそうです。


Instagram:@lucalvani




Marco Pigossi(マルコ・ピゴッシ)



NETFLIXドラマ『インビジブル・シティー』や『アルタ・マール: 公海の殺人』などへの出演で知られるブラジル人俳優のマルコ・ピゴッシは、2021年の11月にインスタグラムでイタリアの俳優/映画監督/脚本家であるマルコ・カルヴァーニ(Marco Calvani)との恋愛関係を明かしました。ちなみにマルコ・カルヴァーニは、先ほど紹介したルカ・カルヴァーニの実の兄です。


どっちもマルコ、左がカルヴァーニ、右がピゴッシ

 

お相手のマルコ・カルヴァーニのインスタ(@mcalvani)より


Instagram:@marcopigossi




Omar Ayuso(オマール・アユーソ)



スペインのNETFLIXドラマ『エリート』で知られるオマール・アユーソはゲイを自認していることを母国の雑誌のインタビューなどで語っています。


Instagram:@omarayuso




Nico Tortorella(ニコ・トルトレッラ)




『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』や『Younger/ライザのサバヨミ大作戦』などへの出演で知られるニコ・トルトレッラは、2016年の6月に行われたプライドイベントで自身のセクシュアリティーが流動的(フルイド*)であることを公表、その後はバイセクシャルを公言。2018年のPedestrianとのインタビューではデミセクシャル**であることも公表しています。

 



また2018年にYouTubeで公開されたドラァグクイーンのTrinity Taylorとのメイクアップ動画ではジェンダー・フルイドであることも公表、同じ年に結婚したパートナーのベサニー・マイヤーズとはポリアモリー***な関係を築いていて、共に自身の代名詞をthey/themと定めています。


*フルイド(fluid)は「流動的」という意味で、その人の性自認が1つに定まらない/定めない、常に変化している、もしくは状況によって変化することを示しています。セクシュアリティーにおいては「男女両方が(もしくは性別に関わらず)恋愛対象になるけれど、バイセクシャルやパンセクシャルではない」「時と場合によって男性が恋愛対象になることもあれば、女性が恋愛対象になることもある」、ジェンダーにおいては「男性と女性のあいだ、もしくは両方か両方でもないけれど、ノンバイナリーではない」「時と場合によって男性だと(男性らしく)感じられることもあれば、女性だと感じることもある」など人によって多様な解釈で表現される言葉で明確な定義はありません。


**デミセクシャル(半性愛)は、基本的に他者に対して性的欲求を抱くことはないけれど、強い心のつながりや愛情を感じる相手には性的欲求を抱くこともある、逆にいうと精神的なつながりがない相手や初対面の相手には性的欲求を抱くことがないセクシュアリティーのことです。


***ポリアモリーな関係とは、お互いに合意の上で複数の相手と恋愛/肉体関係を持つことをいいます。不特定多数の相手と比較的カジュアルな関係を持つことが多い「オープン・リレーションシップ」とは違って、ポリアモリーな関係においては「それぞれの相手やパトーナーとお互いの状況や関係性をきちんと話し合った上で、真剣な関係を築く」ことが重要なんだそうです。


Instagram:@nicotortorella




Jake Choi(ジェイク・チョイ)



シットコム『シングル・ペアレンツ』などへの出演で知られるジェイク・チョイも、2018年のVery Goog Lightとのインタビューで自身のセクシュアリティーがフルイドであることを明かしています。


2015年公開のクィア映画『Front Cover』でゲイの役を演じたジェイクは「映画を撮影しているときにはストレートを自認していた」けれど、映画の撮影が終わった後に自分の性自認を改めて見つめ直したそうで、その結果「今はフルイドを自認する」と同じインタビューで語っています。


ちなみに『Front Cover』は、ジェイク演じる中国系アメリカ人のファッション誌のフォトグラファーと、北米進出を狙ってニューヨークにやって来た中国人俳優との禁断の恋愛を描いたお話。日本未上陸ですが、VPNを使えばTubiという北米向けのスマホアプリで「英語字幕」で観ることができますよ。


ジェイクにとって子供時代の条件付け(なにが正しく、なにが間違っているかを教え込まれた経験)から自分を解放して、自分自身と向き合いセクシュアリティーを自覚するまでには長い時間を要したそうです。

 


物心ついたころから、巷にあふれるイメージはどれも異性愛者に寄り添ったものであったと、少なくとも私はそう感じています。


(略)私はスポーツをやっていました。アスリートであるということは、つまり全部のことが必要以上に男性的で(男らしく)あり、ヘテロ(異性愛者)的であるということです。それがあるべき姿で、それ以外は異常だと見なされ、そんなことはしちゃいけない(と思い込まされる)のです。


この映画を撮影したとき、私はストレートを自認していました。そうだと教え込まれたんです。しかし今はフルイドを自認しています。


(略)白か黒じゃなく、グレーなんです。-インタビューから一部を抜粋


Instagram:x




Nyle Dimarco(ナイル・ディマルコ)



ドラマ『Queer As Folk』(2022)への出演や、アメリカで人気のダンスリアリティー番組『Dancing with the Stars』のシーズン22で優勝した他、モデルとしてなどマルチなプラットフォームで活躍するナイル・ディマルコもセクシュアリー・フルイドを公言する著名人のひとりです。ナイルは2015年にツイッターでフルイドであることを明かしています。

 


-上のPink Newsの記事から一部を抜粋-


ひとりのツイッターユーザーから「ナイル、あなたには多くのゲイのファンがいます!教えてください、男の子か女の子どっち(が好き)ですか?」と聞かれると、彼はシンプルに「フルイドです」と答えました。


(略)それに付け加えてナイルは、性に流動的であるとはどういうことを意味するのか、それがLGBTのスペクトラム*にどのように当てはまっていくのかを解説したEveryday Feminismのネット記事(下)を投稿に添えました。


その記事では、一部の人々は自身の性自認(セクシュアリティー)が名前付けによる分類を超越していて、彼ら/彼女らがストレート・バイ・ゲイのような慣習的なカテゴリーには当てはまらないということが解説されています。


*【ストレート】<-------------------------【バイ】------------------------->【ゲイ】

セクシュアリティーにおける「スペクトラム」は、この上の図のように表される場合が多いです。それぞれの極の間(あいだ)にある点線(----------)の部分まで含めた広い範囲がスペクトラムで、セクシュアリティーがどの位置にあるかを示すことで「バイ寄りのゲイ」や「ストレート寄りのバイ」など多様な在り方を視覚的に分かりやすく表現できるのが上の図になります。

 



ろう者であるナイルは、自分と同じような聴覚障害を持った子供とその家族に適切な情報や支援を提供する非営利団体を立ち上げたり、自身の知名度を活かして手話を広める活動をするなどアクティビストとしても活躍しています。


Instagram:@nyledimarco