すでに国立天文台から公表されていることですが、平成28年版からは DE405の後継にあたるDE430を採用することが決定されています。
私が知ったのは最近でした。
暦の改訂について(2016)
前回(2008年 2009年度版より実施)は、国際天文基準座標系(ICRS)の導入などを受けた大きな変更でしたが、今回は定数のみの変更と言えるかと思います。
その中で注目なのは、天文単位に定義値が採用されたことでしょう。
1天文単位(au) = 149 597 870 700 m
2012年IAUの勧告値と同じ値となりました。
これまでのDE405では 149 597 870.691 kmでした。
同勧告では天文単位の単位を「au」(小文字)としているのを、知ったのも最近でした。
おそらくIAU(国際天文学連合)の略称と混同しやすいからでしょうか。
そういえば、うるう秒も国際会議では人気がなく廃止に賛成の国が多く、IAUも「廃止には反対しない」立場を表明していました。
2012年のITU総会では結論を2015年総会まで先送りしていましたが、10月26日からジュネーブで行われる総会で決定されることになりそうです。