前回のテヒョン回で、ホソクのコメントの素晴らしさについて書きたいけど我慢したのですが、やっぱり我慢できないので、ジョングクの前に書きたいと思います。

 

 2人の関係については何度も書いているけれど、ホソクは本当にテヒョンの1番の癒しだし、理解者で、寄り添ってくれる大切な人。

本当に辛い時、どれだけ自分を思ってくれているはずの言葉でも受け取れないことってあって、わかっていても出来なくて、余計に辛くなってしまう。

 

テヒョンが落ちていた時、メンバー全員が心配しただろうし、声を掛けただろうことは想像出来る。

 

本来なら海外ツアーに回っていたはずが中止になって韓国に戻っても混乱の中迎えた2020年のFESTA。

 

誰もが喪失感で心が病んでいたはずだが、テヒョンはそれよりも前から落ちていたように見えた。

 

ローリングペーパーは、メンバー全員からのメッセージ。

その中でホソクからは「テヒョンア!大切なテヒョンア!君が大切過ぎて度を越した感情が生まれる時があるよ。7年も見てきたヒョンとしていつも笑顔になるし、愛情がたっぷりだよ。一緒にご飯食べに行こうね」と書いてあった。

 

他メンバー全員のメッセージはテヒョンを心配するものだった。

辛い時は話してね、いつでも聞くよ、もっと僕を頼ってね、など。

そんな中、ホソクだけは違った。

 

「君を大切に思っているよ、一緒にご飯食べに行こう。」

 

何気ない言葉と思うかもしれないけれど、ホソクの大きく包んでくれる愛情が感じられて私は感動してしまった。

 

君を大切に思っている、って、それは「どんな君でも」ってことだと思う。

 

元気な君も、いたずらっ子な君も、不思議な君も、笑っている君も、泣いている君も、苦しそうな君も、ダメな君も、全部全部。

 

そして、ご飯を食べに行く、っていう日常が今、コロナ禍では簡単には叶えられないことも踏まえて、でも、一緒に行こうって。

ご飯を食べに行く、ってことは話を聞くよ、っていうことなんだろう。

話をしないでご飯を食べるなんて出来ない。

 

苦しくて辛い時、誰の言葉も上滑りして聞こえてしまうけれど、ホソクの言葉とホソクの聞こうとしてくれる気持ちだけは信じることができたのかなぁ、って思う。

 

テヒョンもホソクに「僕はヒョンにしか話出来ない時があるのを知っていますよね?いつも先に聞いてくれて、ヒョンが先に何があったのか?って手を差し伸べてくれたことが本当にありがたかったです。」と書いている。

 

テヒョンがホソクを心の拠り所にしているのは見ていたらよくわかるし、ホソクもいつもテヒョンを気にしているのもわかる。

ホソクは誰にとっても癒しだし尊敬の対象だけれど、テヒョンはちょっと特別。

 

今年のFESTAでもホソクは「うまくやっている賞 頑張ってずっと今みたいに僕ら一緒にファイト!」

 

前記事でも書いたけど、「一緒に」ってところがテヒョンをよくわかっているなぁ、と思ったところ。

 

このたった3文字で、君は1人じゃない、ってことが伝わるし、今テヒョンがとても頑張っていることをちゃんと見ていて、でも1人で頑張りすぎると辛くなることも危惧しているのがわかる。

 

テヒョンは愛くるしくて誰からも愛されているように見えるが、孤独を味わっている人だと思う。

孤独を知っている人は、もしかすると一生その不安に付き纏われることも。

 

その不安を消してくれるのがホソクの存在で、ふいに襲ってくるその孤独感に苛まれれそうになるテヒョンに敏感に気がついてくれる人。

そうならないように、声をかけて気にかけてくれてるんだと思う。

 

ホソクは特別だけど、他メンバーも放っておいているわけじゃない。

2020年テヒョンへのローリングペーパーからはメンバーの愛情が溢れ出ていて、テヒョンが元気になった今見返してみて、あの時よりも余計に感動した。

 

ジョングクなんて「辛い時は、誰にでもいいから連絡してください」と書いている。

自分にじゃないんですよ。「誰にでもいいから」って一文に泣けてくる。

自分がテヒョンを救える存在になれていないことをわかっているから。

あぁ、ジョングクも苦しかったんだなぁ、って思ってしまう。

何も出来ない自分、目の前で苦しんでいるヒョンを助けてあげられない。

だから、自分じゃなくてもいい。誰にでもいい、って書いたのだと思う。

 

テヒョンを見ているといつも心配になってしまう。

でも、こうしてひとつひとつ紐解いていくと、7人でいれば大丈夫だって思える。

 

そして今年、笑顔のテヒョンの周りには6人の笑顔があって、それを見ているだけで私たちも幸せをもらっている。

 

まだまだコロナは予断を許さない状況かもしれないけれど、8回目のお誕生日をこうしてみんな元気に迎えられて良かったと、心から思う。