Transvulcania19振り返り

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Skyrunner World SeriesのSuper Skyraceとして位置づけられているこの大会。ポイントが倍になるレースなのでかなり意気込んでいましたし、昨年この大会のバーティカルとハーフマラソンに出場した際、大会のお祭り感、地元の人の温かさ、そしてコースからみる絶景に感動し、来年はウルトラに出てこの島の山を味わい尽くしたいと思っていました。

結果はご存知のとおり、バーティカルはDNS、ウルトラはCP3でDNFとなりました。
なにがありましたかというと、現地入りした月曜日の晩、数えきれないくらいの嘔吐と下痢を繰り返し、全身痛で一睡もできませんでした。
翌日、地元の病院に連れていってもらい、点滴を受けました。そこのお医者さんが言うにウイルス性のものではなく、疲れによる自律神経の不調からくるものだということでした。
粟ヶ岳以降確かにスケジュールが詰まっていて、あまりゆっくりは過ごせていなかったかもしれませんが、一般的な、働きながら競技をされている選手に比べたら時間はあったはずで、自分自身それほど酷く疲れているような自覚はありませんでした。
長時間の飛行機、慣れない言語、環境などの要素も言われましたが、海外遠征の経験もそれなりに積んでいるし…
今回が「たまたま」でありますように。

そんなわけでそれ以降も食欲がなく、食事にほとんど手がつかない状態。
バーティカル当日の朝の体調は良かったのですが、ウォームアップをしているとお腹ゴロゴロでろくに走れず、ウルトラに向けて大事をとってDNS。

ウルトラ当日、朝6時、真っ暗の中スタート。脚はとても軽く、リズムよく走る。
3位でフィニッシュしたピーターが先行するも、あえて追わずマイペースをキープする。それでも二番手だったけど。
最初は約18kmの登り。16kmくらいでエネルギー切れ。そりゃそうだ、ろくに食べてないもん。
下りに入ってからお腹がシェイクされ、黄色信号。
CP3でしっかりエネルギー補給したのが裏目に出たのか、その後お腹の調子が一気に悪くなり、CP4までの途中29kmあたりでリタイアし、CP3に引き返す。
ホテル戻るまでが一番お腹が痛かった…

遥々ラ・パルマ島までやってきたにも関わらず、散々な遠征でしたが、雲海から上がる日の出、雲海に浮かぶテイデ山(スペイン最高峰)、まるで他の惑星に来たかのような山肌を見ることができ、それだけでもこの島に来た甲斐があったと思えるほど美しかったです。

©️Skyrunning

海外のレースでどれがオススメかと聞かれたら、まず一番に薦めるのがこのレース。今回の体調不良で大会関係者にとてもお世話になり、心配してもらったというのもあるけれど、大会の盛り上がり、100%保証された雲海、他の惑星のような景色は本当に素晴らしいです!
大会については毎年テーマがあり、昨年は“Space Runners”で宇宙をテーマにした大会バナーやトロフィー、スタートには宇宙飛行士のコスプレが登場。今年は“Pure Nature Runners”がテーマでした。そして来年、2020年のテーマは“Sons of the Volcanoes”。直訳すると「火山の息子」ですが、どんな出し物があるのか、これもこの大会の楽しみの一つです。

世界60ヵ国から約3600人のランナーが集まるこの大会。
もっと多くの日本人にこの大会を味わってほしいです。