2006-01-31 04:08:51

Flightplan~フライトプラン~

テーマ:サスペンス/スリラー
フライトプラン
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント


Flightplan
フライトプラン

About The Movie
 飛行機内という密室で起こる事件を題材にしたサスペンス作。主演は「羊たちの沈黙」や「ネル」、パニックルーム」のジョディ・フォスター。共演は「ジャーヘッド」や「ボーイズ・ドント・クライ」、「K-19」のピーター・サースガード、「アイランド」や「サウンド・オブ・サイレンス」、「トロイ」のショーン・ビーンなど。
 監督は今作がまだ2作目というロベルト・シュヴェンケ。飛行機内での誘拐という新たな設定が面白い今作。
About The Story
 ベルリンで航空機設計士として働いていたカイル・プラット(ジョディ・フォスター)は未亡人。夫は事故で亡くなった為、仕事を辞めて娘を連れて故郷のアメリカへ戻ろうとしていた。雪が降りしきるベルリンからアルト航空の最新型ジェットに乗って帰国する予定の彼女と娘のジュリアはその飛行機に一番乗りする。飛行機は雪のために予定より遅れたが、無事に離陸して飛び始める。機内で娘と共に休んだカイル。だが、ふと目を覚ますと娘の姿がどこにもなかった・・・。密室となった機内でジュリアを探し始めるカイル。なんとか探し出そうと機長のリッチ(ショーン・ビーン)に掛け合おうとするが、騒ぎ立てる為に航空公安(エア・マーシャル)のカーソン(ピーター・サースガード)に止められてしまう。


flight1
大切な人が消えたら、アナタは一体どうします??

Stealth Mode/ネタバレ区域
 今回もこの「ステルス・モード」を使ってこの映画の色んな部分に触れてみたいと思います。ネタバレを含んでいますので文字を反転させてあります。もう映画を観た方やネタバレOKな人はドラッグして文字を反転させてゆっくり読んでみてくださいね~。

 ネタバレを観たくない方はそのままスルーしていけば読まずに過ぎることが出来ます。

 では、ここからスタート!!
↓↓↓ココから「ステルス・モード↓↓↓

早速ですがネタバレしながらGO!!

 まずは映画のオープニング。コンピューターのデザイン画で表現される電車の窓が印象的でした。スタートしてスグにジョディが地下鉄の駅で座っていますが、真正面から彼女が映し出された時に「あれ、ローレン・バコールと似てる!」って個人的に感じました。ローレン・バコールって聞いても今の若い人は知らないと思いますが、名女優で昔は「脱出(1944年)」や「キー・ラーゴ(1948年)」などに出演していました。最近では「プレタポルテ」や「ドッグヴィル」などに出演し、「ハウルの動く城」のアメリカ版では声の出演もしています。何故か自分の中ではローレンと共通する「重みのある女優」的な存在感と知的さなどを感じました。

 そのまま主人公のカイルと夫とのやり取りという過去と現在の彼女の行動が交差しながら映し出されますが、これは映画が進む上でミステリアスに仕上げる為に意図的に描かれていたように感じました。ストーリー上、観客にも不安などを後で精神的に与える為に作られた感じです。

 空港に向かうタクシーの運転手の目、空港内で一瞬娘のジュリアを見失う辺りも不安感を煽り、「これから謎解きが始まる」っていう感覚を観客に与えてきます。

 飛行機に乗ってから、他の乗客が入ってきてざわつく部分や客室乗務員などの軽口などは妙に親近感が湧いてリアルに写りました。飛行機に乗ればよくある風景ですから。

flight2
必死のカイルに誰も味方する者はいなかった・・・。

 さて、カイルの目が覚めて娘がいなくなってからですが観ていて正直、最初からマーシャルのカーソンが怪しいなぁって思っていました(笑)。別にコレといった根拠はありませんでしたが漠然と。でも、周りも娘を見ていないって言うし、みんな怪しいのですがカイルは間違ってないだろうと確信しちゃってました。

 夫の死から精神的に落ち着けない状態なのは空港でジュリアを見失った時にも出ていたので騒ぎ出すまでが短かったのも特に違和感を感じませんでした。人によってはこれが短すぎると感じるかも。でも、実際に彼女の立場なら妥当な長さかな。

 乗務員では物足りないと感じて機長に掛け合いに行き、カーソンや機長のリッチが出てきてからはそれぞれが疑わしく感じるように作られています。リッチ役のショーン・ビーンは悪役も演じるバイ・プレーヤーだし、乗務員もあいまいな返事をするし。誰もが怪しくなりますが、まだまだ主人公が正しいと感じることでしょう。乗務員や機長に必死で説明するカイルですが、ここでは自然さを感じました。やはりジョディの演技の上手さですね、コレは。あせっているし、不安感があるのでまくし立てるように話すのですが違和感は全く無く、演技としてはかなり上手い表現。ドンドンと良さが出てきてますよね、ジョディは。もちろん、今までも上手いのですが。

 機内のあちこち細かい部分が出てくるのは「エグゼキュティブ・デシジョン」や「パッセンジャー57」を観ているようでした(笑)。「へ~。」って思って観るのではなくて、何かの時のためにって思いながら観てしまう自分がいましたね。知っておいて損はないと思うし。普段は見れない場所がいくつも出てきますから。

 機長や乗務員、カーソンらがカイルを異常だと思い始めると、最初の方に出てきたシーンが観客の中に甦り、観客自身も不安感を覚えることでしょう。観方にもよりますが、僕的には冒頭での流れなどから「本当は娘が居なかったのかも?もしかして本当は1人」なんて錯覚するように作られてるんだなぁって考えましたから。殆ど夫の死に関する説明がないまま進んでいきますからね。

 乗客の感情の描き方から人の無関心さを引き出していましたね。確かに、今の世の中は無関心になって過ごしていることが多いですから。電車で携帯を使って話していても、人の子供がレストランで騒いで走っていても、缶を車から投げ捨てても無関心な世の中でしょ?これは作り手からのメッセージですよね、多分。無関心になりすぎているという現状への。荒んだ世の中ですよね、実際。

 機内で騒ぐカイルが捕まって、セラピストの女性と話すシーン。そのセラピスト役はグレタ・スカッキでしたねー。彼女はハリソン・フォードの「推定無罪」で愛人役を演じたり、「プラスティック・ナイトメア」ではトム・べレンジャーと共演したりしてました。サスペンス作によく出ていましたが、最近はめっきり映画から消えていました。こんなメジャー作に出るなんてかなり久々でビックリ。やっぱり老けましたね、当然ですが。

 さあ、カーソンが乗務員とグルで仕組んだことだと分かってからは「え??たったそれだけの為のハイジャック??」って感じた方も多いことでしょう。まあまあ、そう言わないでください。日本とは違い、アメリカでは警察官がバイトするとかって当たり前。警官やああいった航空保安官のギャラなんて安いんですから。金に目が眩むのも無い話ではないですからね。警官は給料の安さから非番の時はガードマンなどのバイトをしたりするんです。ああいう犯罪を考えなくもない気がしました。でも、映画ですからね。ツッコミ過ぎない!!

flight3
誰も信じられない機内。彼女がとった行動は!?
本当に娘は一緒だったのか??

 飛行機が緊急着陸して、機内に残った3人での攻防戦ですがまああんなもんでしょう。強いて言えば、なんでもう中に残ってる人が少ないのに特殊部隊が入ってこないだろうとか考えましたが、割り切って観てあげてください。あまり派手にするとアクション映画に変わってしまいますから。娯楽作です、ハイ。カーソンの死に方がかなりあっけないのですが・・・。

 大破した機体から娘を抱いて出てくるジョディは「コマンドー」の時のシュワちゃんのようでした。やっぱ母は強いんですよね、どこの国でも。ショーン・ビーンが最後まで普通の人なんて珍しいなぁ。

 作品自体が結構短いのでツッコミたい人も多いでしょうが、そこはジョディが出ているということで許してあげてくださいな。しかも、こういった娯楽作に彼女が出るなんて珍しいことですし。私生活でも母親の彼女を映画の中に見ることが出来るのでそれも楽しみ方の1つでしょ??

↑↑↑ここまでが「ステルス・モード」↑↑↑
 

Commentary, etc・・・&Grade Of This Movie
 ジョディ主演作は「パニックルーム」以来4年ぶりとなる作品。今回もその「パニックルーム」以来の密室サスペンスとなりました。前作とは違い、今回は飛行機の中という空間。狭そうで意外と広い機内を舞台に強い母を演じています。アクション作では「ダイ・ハード2」や「パッセンジャー57」などで飛行機や飛行場が舞台で登場しましたが、サスペンスでは意外と少ないかも。

 賛否はかなり分かれるようで、簡単に「期待通り」とか「期待ハズレ」とか誰もが言いますが、個人的にはいつも観るまで全く当てにしてません!!期待って、その人が一体何に期待したとかどう期待通りでどう期待ハズレだったかが明白にされないから。多くのブログを見ても、評価を見ても詳しくその「期待感」を書いてる人なんていませんから(笑)。それで流されてるくらいなら映画なんて観ない方が正解ですし。

 そういうことを踏まえて

《 評価:B++ 》

 まずは娯楽作ということを忘れずに!!一々、日本では作れもしないのに粗探ししても仕方がありません。確かに、機内のシーンが大半でセットで出来るような話ではありますが日本だったらセット丸出しになりますから。

 女性がいくら設計士だからって詳しすぎるとかって感じるかもしれないし、弱いプロットの部分も感じるのは確かなのでこの評価ですが、僕は掘り下げて観たってこともあって個人評価は「A-」くらいはあげたいなぁ。

 あんまり深く重く考えないで観てください。でも、いいメッセージもちゃんと入ってますよ。理屈っぽくなって観てはいけませんぜぃ。

Behind The Movie
 主人公の名前がカイルという男名なので「え??何でなの?」なんて感じた方もいるかと思いますが、この脚本は元々、ショーン・ペンの為に書かれたもの。本当は彼が娘を探すっていう話だったのですが、ショーンが出演しなかったのでジョディに交代して作られたのです。その為に女性用の脚本に書き直したんだそうです。だったら名前も変えれば良かったんですがね、何故か名前はそのままで主人公が女性になったのでした~。何をこだわったのかが分からない(汗)。
 
Jodie in japan
来日したジョディは大の親日家。楽しんでいたようです。


 ベルリンのシーンは本当にベルリンで撮影したそうです。ん~、そのベルリンのシーンなんて冒頭の15分くらいしかないから別の所でも良かったよーな。でも10時間以上掛けて本当のベルリンで撮影したそうな。こだわりがいくつかある作品なのです。あとは大半が機内ですけど・・・。
 
サントラ
フライト・プラン オリジナル・サウンドトラック
ピーター・A・ダウリング, テリー・ヘイズ, ビリーレイ, 番 由美子
フライトプラン

ココを皆さんでクリックして「人気BLOGランキング」で押し上げてくださいっ!!お願いしますよ~、ホント。

My SistaのHP「View of Boston」はココから発進!!クリックしてネ~♪
AD
いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)

Rustyさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

6 ■ジョディの表情が・・・

Noodlezさん、きっとジョディの顔の作りがそう感じさせるんでしょうね~。分かるような気がします。

5 ■いつもおもうんだけどね。

この女優さんって普通にしてても鬼気迫ってるようにみえっるよね・・・。

4 ■飛行機は

一番の見所?というぐらい、存在感ありでした。
娯楽映画なので、突っ込んじゃあいけない・・・そうなんですけれど・・・どうしても突っ込んじゃいました(笑)。

ショーン・ペンを主役に置く予定だったということは、全く知りませんでした!

3 ■BCさんと異国映画館さん!

 BCさん、
初めまして!!DVD待ちのお気持ち、よーく分かりますよっ!何度も映画館に足を運ぶほどにはいたらない気はしますから。

 異国映画館さん、
コメント有難う御座いました!!結構、日本人は難癖つけますが作れないのは棚に上げてしまってますよね。いつかハリウッドを越えたら言ってみて欲しいかも。

2 ■TBありがとうございます。

>一々、日本では作れもしないのに粗探ししても仕方がありません。確かに…

まったく同感です。邦画ではまだまだ、ここまで作るのは難しいですね(^^)

1 ■こんにちは

TBどうもありがとうございます。
サスペンス色が強い前半を寝てしまったことに後悔してます・・・。でももう一回映画館に行く気にはなれませんw。DVDを待ちます。

コメント投稿

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。