るそんべえです。
ジョン・レノンの4枚目のアルバム「マインド・ゲームス」。
このアルバムは、当時、現代も「Mind Games」でした。
しかし、発売当時、日本では、タイトルを「ヌートピア宣言」というタイトルにしていました。
「ヌートピア」とは、ジョンとオノ・ヨーコが、1973年4月1日に建国を宣言した国で、「イマジン」の歌詞をイメージしたような国家とのこと。
ヌートピアの国民になることも、辞めることも可能で、二重国籍も可能ということで、出来たものです。
正し、建国宣言も4月1日ということで、嘘というわけではないでしょうが、逃げ道を作っていたのかもしれません。
あまりにも、前作であまりにも、平和主義的になったジョンでしたが、このアルバムでのその意識は残っているようです。
しかし、ジョンの浮気により、ヨーコに嫌われている時期か何かで、タイトル曲の「マインド・ゲームス」のような名曲は生まれていますが、全体的には、ちょっと鬱なのかなという印象が、拭えません。
実際、ヨーコへの謝罪の曲「あいすません」などの日本語が入った日本語タイトルの曲があるくらいです。
国家ヌートピアの国旗は、真っ白で、何色にも染められるように、そして、「ヌートピア国際賛歌」というような国歌と思われる曲も収録されています。
しかし、収録とはいえ、6秒の無音での録音。
つまり、国旗と同じように、それぞれが自由に音を入れられるという意図なんだと思います。
アイディアとしては、いろいろと面白いアルバムですが、遣り過ぎ感と鬱的な雰囲気のせいか、ナンバーワンヒットとは、なりませんでした。
p.s. 個人的には、タイトル曲の「マインド・ゲームス」は、とても、気に入っている曲です。