ラスクのコト 3 | オイラとミカン こてつも参加

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大好きなミカン姉の楽しい毎日!
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そんなこんなでステロイドを飲み始めたラスク…

これまでの経緯→ラスクのコト① ラスクのコト②

まずは5日間飲んで反応を見ることになる。
1日1回朝、7mgのステロイドを飲む。

さすがにステロイド、その即効性はすばらしかった。
飲み始めて2日くらいから明らかに元気が出てくる。
尻尾の角度も日に日に元気な頃に戻る。
散歩の足取り目に見えてしっかりしてくる。

一方、副作用。一般的にいわれる事から

まずは食欲増進
コレはいつもの2割増とはいえ、もともとクイケル。
そんなに際立って困る事もない。

次にいわれるのが多飲多尿
ラスクは多飲はあまり見られなかったが、
多尿は明らかにあった。
ラスクのおちっこ、通常は朝晩の2回の散歩で済ませる。
家での失敗はパピー期を除くと去勢手術後の1回のみだった。
しかし、初日から失敗涙
朝、昼、夕刻、夜の4回連れ出して対応する事で失敗回避。
在宅でよかった~アタシ。メンバー多くてよかった~我が家。
尿の色は無色透明。びっくりするほどの量。
強い薬なんだなと、しみじみ。

5日間の様子で、明らかな症状の改善と特別重い副作用も見られなかったため、
このままの量で2週間の服用を決める。
先生に顔つきが良くなっていると言われちょっと嬉しかった。

ステロイドを飲みだしてみて……
4回の散歩は大変だし、食欲満々のラスクの視線は困りモノだけど、
ピンと上がった尻尾、元通りとはいかないまでも戻ってきた声、
普通の子に比べて早送りのように駆け足のお散歩…
元気なころのラスクが戻ってくる。
良かった、良かった。本当に良かった。

ただし、私の理解が正しいとすれば、
ステロイドは治療薬ではない。
免疫機能を抑制して症状を押さえ込むだけのもの
その間に自分で自分の体を立て直さなければいけない。

また、長期間服用する事で副作用のリスクはとても高くなる。
  • 筋肉の低下
  • 皮膚が薄くなる
  • 胃・十二指腸潰瘍
  • 肝障害
  • 副腎の機能低下(医原性クッシング症候群)
  • 糖尿病 
  • 免疫力の低下による感染症の危険
減薬も慎重にやらないと、アジソン病などのリスクがある。

嗚呼、悩ましいママ
私にできる事はなんだろう。

とりあえずネットで「多発性筋炎」を調べてみる。
犬の多発性筋炎の情報はさほど多くない。
人のものも合わせて参考にさせてもらう。

今の私にできる事
日に4回の散歩と薬の管理、感染症への注意以外何があるだろう。
ない頭をフル稼働した。

 ●散歩(運動)…病気が進行している間は筋肉の損傷を避けるため控えた方がよい。
         ただし、回復期にはリハビリも必要。
 ●食事    …筋肉の再生に必要な栄養、免疫機能を整える栄養。

このくらいか。
疲れすぎない程度の適度の運動量は、日々の様子を見ながらかな。
筋肉を作ると言えばタンパク質か?いくつか食材をチェックしておく。

そんなこんなで2週間。
11月28日、また血液検査(通常+CRP+CPK)、
尿の検査も行う。これも自己免疫疾患の診断に有効な情報になるらしい。
また、尿から内臓の状態も読み取れる。
尿の状態は良好だったらしい。
ステロイドの影響もあまり出ていないとの事。
そういえばステロイドを飲み始めた頃無色透明になった尿、
最近は薄黄色のきれいないつもの尿になっていたなと思い、先生に話す。
体がある程度ステロイドに順応して、ちゃんと体が機能しているようだと言われ喜ぶ。
更に詳しい尿タンパクの検査を外部に委託するとの事。

目の上の脱毛も腫れが引いて毛がはえてきた。
今回の結果を待って、次の手を考えることになる。

12月1日、血液検査の結果がでたと電話をいただく。
筋炎だけでなく、多臓器不全、貧血等が複合的にでてくる事を心配していた先生。
赤血球の数値が上がっている事に喜んでくださる。
ALT(GPT) 、AST(GOT)の数値も下がってきている
CRPも0.05とほぼなくなった。
前回高かったCPKも正常値におさまったそうだ。

唯一これまた肝臓の数値であるALPの上昇はみられたものの、
これはステロイドがダイレクトに上げてくる数値なので仕方ない。
もっとどんと上がる子もいるらしいが比較的緩やかな上昇なので大丈夫だろうと。

次は処方していただいたお薬が切れる12月3日、通院予定。
減薬、欲を言えばお薬が切れるようにと、これからの作戦会議だ。

この病気の事をいろいろと調べてみると、
厳しい結果になってしまうことも多いらしい。
まだわからないが、今のところラスクは早期に対処出来ていると思う。
これもひとえに、
私のクレーマーのような「なんだかわからないけど変なんです」という主張を、
丁寧に聞いてくださったヤマネ先生のおかげだと思う。

あんな症状が気になる、こんな風に感じるなんていう、
本当に些細な私の訴えを丁寧に聞いてくださり、
ド素人の私が「こんな病気があると聞いた」「こんな事がネットに書いてあった」
なんていう、うっとうしい話に耳を傾けてくださった。

本当に感謝してもしきれない。

もう少し長期戦になると思いますと先生はおっしゃっていた。

今のラスクはぱっと見とても元気な状態。
お散歩途中でへたり込む事も無くなったし、
かけっこもお姉ちゃんたちに大差がつけれるようになった。
とても病気の子には見えない。
この状態を維持しながら薬をやめれるのか、どれだけ減らせるのか。
気合いをいれて頑張ろうと思う。