バート・バカラック。1928年生まれなので、2015年では御年87歳です。
作曲、編曲、ピアニスト、プロデューサーとして裏方の巨人的なイメージがありますが、歌手(シンガーソングライター)としてもアルバムがいくつかあります。
1960年から70年代にかけて、作詞家のハル・デビッドとのコンビでヒット曲を量産しています。
曲名はわからなくとも、誰でも一度は聞いたことがあるメロディが沢山あるでしょう。
歌謡曲でいえば、服部良一先生とか、筒美京平先生のようなイメージでしょうか。
その作風は、この年代の作曲家らしく、ジャズの要素が基本としてあり、小粋で洗練された楽曲が魅力です。そして、絶対的にエレガント。
また、オーケストレイションなどのアレンジャーとしても素晴らしく、3分あまりの曲なのに大きなスケールを与えています。
更に、楽曲の提供先もアレサ・フランクリンなどのソウルシンガーから、カーペンターズ(ポップス)、クリストファー・クロス(ウエストコーストロック)やら、はたまたカントリーのジャック・ジョーンズまで。
どえらく幅広いことに驚きます。
一番の名コンビは、デオンヌ・ワーウィックですが。
日本でも、一時期流行ったいわゆる「渋谷系」のミュージシャンへの影響があると言われたりもしていますね。
*youtube
ロンドンで行われたトリビュートライブ
名曲の数々をいろんな歌手で楽しめます。
A Tribute to Burt Bacharach & Hal David
https://www.youtube.com/watch?v=T-r20ZDo0SY
*おすすめのアルバム
バート・バカラック・プレゼンツ・スウィート・メロディーズ
2枚組で、50曲入りのベスト。
現時点では、このアルバムが選曲・曲数ともに一番かな。
Painted From Memory ELVIS COSTELLO & BURT BACHARACH
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00000AFFF/ref=dm_ws_ps_cdp?ie=UTF8&s=music
1998年作品
なんとあのエルビス・コステロがバカラックを歌う!!
濃密なコステロの歌と優雅なバカラック作品の組み合わせは文句なし。
大傑作!!