るりいろ畑の畑仕事と庭仕事をするときの日焼け防止のための帽子。
つばがものすご~く広くて、ショートカットの私のえりあしをカバーしてくれるから。
さっちゃんには「ちえちゃん、そんな帽子どこで見つけていつかぶるの~?」って聞かれたし、スプソンのケント君とまゆみちゃんには「すごい!」と驚嘆され、それ以来彼らにはマダムと呼ばれている。(笑)
エグジットカフェのケンさんとももちゃんには、大判のストールをゆる~くまちこ巻きに+サングラスの姿をみつけられ「アラブの人みたい~」と笑われ。
みんな日焼け予防なのよ!私にとっては。
どうせなら楽しまなくちゃ。
キャディーさんの帽子みたいので畑仕事したくないもん。私のちっぽけな美意識なのよ。(それを言った途端に美意識と呼べないかっこ悪さになるわけですが・・・・汗)
この前、この帽子を着けて庭仕事をしていたら軽トラックのおじさんに声を掛けられ「ここでおそばを食べられるの?」と聞いてきた。
雰囲気から、絶対、この帽子あやしい・・・っていう好奇心からだった気がしてならない。
ご案内して食堂へ。
店内のインテリアに興味をもたれたようで「これ、日本のじゃないでしょ?」とかそんな会話から発展しておじさんの今までの仕事を聞かせていただいた。
ここ石川の港はかつては世界に開かれていて、オナシスと同等クラスの海運会社の社長のお遊び用の豪華クルーザーの乗組員として地中海と世界のリゾート地を何年も周っていたとのこと。
それは本当に豪勢でハリウッドスターが遊びに来たり、世界中のVIPを乗せたそう。なんとグレース・ケリーの手を引いて船に乗せたんだって!
アメリカが華やいでいた時代だったから、すごかったよ、って。
今はリタイアして、かつて仕事で立ち寄った世界中の土地を順番に周っているって。
前は仕事だったけど、今は自分の力で周ってるんだ、それが僕にとってのアメリカンドリームなんだ、って。
素敵だな、人生を楽しむってこんなことなんじゃないかな、って教えられたき気がした。
帽子が引き寄せたお話。