いけばな展が無事終了。 | 和のこと日和

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都内でお花とお琴を教えています。
和の文化に興味を持つ人が増えますように。

調布での華展が無事に終わり、今週はちょっとのんびり過ごしています。

 

金曜日から生け込みで、何だかすごく忙しかった三日間でした・・・。

 

 

作品を紹介していきますね!

 

金曜日の生け込みの時間前にお稽古場に来て、形を作ってから会場で入れてくれたTさん。

 

チューリップが今年は不作の上時期が早く、なかなか手に入らず苦労したようです。

 

アルストロメリア、レースフラワーを入れてこんもりまとめましたが、華展なのでもっと大きいのがいいのでは?という私の先生の助言で、真ん中にバラを入れました。

 

環盛体という形です。

 

長い花材の周りにお花を配し、四方正面になるようにした、洋風な花態。

 

教科書にも作例がなく、思えば忘れかけていた花態でしたが(苦笑)、可愛いです。

 

 

チューリップが持つか夜も眠れず心配しましたけど(←大げさ)二日間持って良かったです。

 

赤ちゃん連れで頑張ってくれました音譜

 

華歴の長いNさんの瓶花。

 

吉野桜、枝が微妙で・・・。

私と同じ花材だったので、枝を交換しました。

 

すっきり入って美しいです✨

 

鳴子ユリ、カーネーションが涼しげですね。

 

白い桜がどんどん咲いて、どんどん華やかになっていきましたよ。

 

出られなくなったIさんに代わり、急遽出でくれたKさん。

 

土曜日、開場前に来て、30分ほどで入れてくれました。

 

自由な形です。

 

柳が味がありますね。

 

良く分からず、うねうねした柳、と雑な頼み方をしましたが、花屋さん、有難うです。

 

トルコ桔梗と豆の木が入っています。

 

私は後盛体を。

 

昨年春、大阪に引っ越して行かれたKさんからいただいた水盤を使わせていただきました。

 

向こう岸の景色を表す花態なので、花材の寸法は少し短めにするのと、花留を前から見えないよう隠すのがポイントです。

 

社中のUさんが自宅からツツジや、何やら分からない木を色々持ってきてくれて、それを足元に使わせてもらいました。

 

Uさん、助かりました~。

 

吉野桜、薔薇、小菊、ユーカリなどが入っています。

 

社中のIさんの作品は自由花。

 

虫狩りと小菊が涼しげですね!

 

私にツツジをくれたUさんは、嵐峡の景。

 

嵐山の景色なので、使う花材が決まっています。

 

桜、ツツジ、カズラ、石。

 

配置も細かく決められているんですよ。

 

春しかできない作品です、いいですねえ。

 

親先生の作品はとても華やか。

 

しゃくなげと藤です。

 

藤、今年はとても早くて、二日目にはもう駄目になってしまい、別の花材に替えられていました。

 

モッタイナイ。

 

さすがですね。ひときわ目を引いた作品でした。

 

同門のE先生は燕子花。

 

綺麗ですね。

 

燕子花、今年も高そうな気配がします・・・。

 

こんな感じで並びました。

 

 

いけばな展では他の流派の方の作品も見られます。

 

親子さんの可愛い作品を紹介しますね。

 

これ、レースフラワーにキラキラした粉?が付いていて、変わっていました。

 

お名前を見るに、どうやらこれがお母さんの作品で、

 

横には小学生の息子さんの作品があり、

 

さらにはもう一人の息子さん(5歳)の作品が。

 

お母さんと同じキラキラのレースフラワーを使っていて、花材表にはひらがなで自分の字で、きらきら、と書いてありました。

 

カワイイ。

 

デパートなどの大きな展示会にはない、微笑ましさがいいですね。

 

皆さん楽しんでくださるのが嬉しいです。

 

 

次のいけばな展は秋に開催。

 

生徒さんたちにはまた、頑張ってもらいたいと思います。