『かがみの孤城』を読みました | 素敵な絵本でハッピーライフ♪

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ご訪問ありがとうございます照れ

 

春休みはもうすぐ終わります汗

 

やりたいことのひとつだった、

辻村深月さんの『かがみの孤城』を

読みましたキラキラ

 

先月卒業した、

図書室登校していた女の子のことを

少し前に記事にしましたが、

その女の子の元に週1で訪れる、

不登校や保健室登校などの子の

様子を見て回っている専門の先生がいました。

 

その先生が、いつも女の子が

たくさん本を読むのを感心していて、

帰り際の雑談の時に、

どんな本を読んだか聞くのが恒例で、

その時は私も時々話に加わって

本の話に花を咲かせていました。

 

卒業間近になった頃、

その先生が女の子に

「たくさんの本を読んできたね。

この図書室で読んだ本で

一番面白かったのはどれはてなマーク

と聞きました。

 

その時、女の子が即決で挙げたのが、この

『かがみの孤城』だったのです。

 

かがみの孤城 かがみの孤城
1,944円
Amazon

 

私は未読だったのですが、

辻村深月さんの作品では

『ツナグ』を読んだことがあり

この世界観がとても好きですおねがい

 

 

登場人物、1人ひとりが

悩み、苦しむ心の傷を描き、

その登場人物がそれぞれ

「ツナグ」を通じて自分の望む

死者と会うことで、それぞれ

現実を受け止めて、前を向いて

生きていけるようになるまでの物語。

 

最後は「ツナグ」自身の男の子の

お話で、それまでの物語を

彼の視点で改めて描かれ、

真相や種明かしなどあって、

最後により深い驚きと感動が

ありました。

 

この方の作品で、

しかも中学生を扱う作品ですし、

評価もよくて、帯にも絶賛の嵐。

 

面白いのに間違いないと、去年の夏前に

注文して図書室に入れました。

ぜひみんなに読んでもらおうと

POPにして紹介文を作り、

図書便りでも紹介し、

図書室入って正面に、

面置きしておすすめしていた本でした。

 

間違いないと思いつつ、気になって、

早く読みたいなぁと思っていたのですが

この時ばかりは、

しまった、先に読んでおけばよかったと

後悔したのでした。

 

読んでみて、

女の子が一番に挙げたあの時、

少しでもこの本について

話ができたらよかったな、と

心から思ったのでした。

 

こちらは、本の紹介文です下差し

『かがみの孤城』

作者:辻村深月

2017年/ポプラ社

 

あたなを、助けたい。

 

学校での居場所をなくし、

閉じこもっていたこころの目の前で、

ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

 

輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、

城のような不思議な建物。

 

そこにはちょうど心と似た境遇の

7人が集められていた――

なぜこの7人が、なぜこの場所に。

 

すべてが明らかになるとき、

驚きとともに大きな感動に包まれる。

生きづらさを感じている、

すべての人に送る物語。

一気読み必至の著者最高傑作。

 

以上が、ポプラ社のHPに書かれていた

ものです。

 

そして、図書室に来た時に

付いていた帯には、

 

一気読み&二度読み、

感涙必至ビックリマーク

問答無用の著者最高傑作ビックリマーク

 

・・・何だか、

『全米が泣いた』にも匹敵する歯が浮く言葉ガーン

著者もお若いですし、まだまだこれから

沢山の作品を描いていかれるだろうのに・・・

 

読む前であっても、辻村深月さんの作品だし、

真実なのだと思いました。

本来なら、皆まで言うな、というところですが、

こうまで書く必要があるとお察ししました。

 

なぜなら、めちゃくちゃ分厚いんですあせる

ここまで書かないと、躊躇する人も

いるのではないでしょうか(;^_^A

 

中学生ならなおさらです。

 

ですので、私もPOPに

そのように描いて紹介しました。

 

やはり、「おっ」と思ってくれたのか、

手に取って興味を持ってもらえたような。

2・3年生が多く来てくれた方の学校では

年間ベスト8位に入っていました。

 

分厚いのに、よく読んでくれたと思います。

 

私が先月購入した時の帯には

問答無用の著者最高傑作ビックリマーク

の文言は、消えていました(^^;)

 

18-04-08-01-14-57-616_deco.jpg

 

そしてこの分厚さ。

 

18-04-08-01-18-01-154_deco.jpg

 

すすめても

「字、小っちゃビックリマーク分厚っビックリマーク

と言って、そのまま行ってしまう

生徒さんの方が断然多かったです汗

 

私がカバーを外して読んでいると、娘が

「かわいい本を読んでるね」と

声を掛けて来て、興味を持ってくれました。

18-04-08-01-21-57-570_deco.jpg

 

確かに、こうしてみると

このデザインでこの厚さ、

かえってかわいいですラブラブ

 

読んでみると、引き込まれて

どんどん読み進められました。

 

春休みというのもあって思いぞんぶん

朝方まで読んで、それでも

私は2日間がかりで読み終えました。

 

読むのが遅いのですが

読みだしたら止まらない性分でして、

ハリーポッターの時も大変でしたがあせる

この厚さなら、休み中にしか読めないなと

思って、春休みにしたいことに

入れていたのでした(^^;)

 

拒否反応が起こらない限り、

内容が面白いので、中学生でも

読みだしたら苦もなく最後まで

読み進められると思います。

 

私は、やはり、涙、涙で

とても感動しました。

 

ファンタジー要素が強く、

ノンフィクション派の方は違和感が

あるかもしれません。

そういう方は、一定数おられることでしょう。

中学生でも、ファンタジーが嫌い、

という子がいます。

 

異世界、パラレルワールド、時間の歪み、

スピリチュアルなど、すんなり受け入れられる方なら

きっと、気に入ってもらえると思います。

 

時々、読んでいてもふと我に返り、

(この設定で、本当に約1年間

問題なく過ごせたのだろうか・・・)

など考えてしまいましたが、

そうだ、ファンタジーだったひらめき電球

と、この世界にどっぷり漬かって

読み続けるようにしました。

 

このあたりは、辻村深月さんの

インタビューでヒントが隠されていました。

 

辻村さんは、大変な読書家。

中学生時代もやはり本が大好きで、

週に7冊のペースで読んでいたとか。

この頃から高校生時代までに出会った本が

辻村さん自身を作り上げたとおっしゃっています。

 

この頃から小説を書き、

お友だちに読んでもらっていたとか。

 

中学時代というのは、ほぼ家と学校の往復。

塾やショッピングモールに行くとしても

限られた狭い範囲の世界でしか生きていない。

 

でも辻村さんは、振り返ると、

中学時代が一番色々な所へ行っていた

気がするそうです。

 

それは、本を読んでいたから。

 

本を読むと言うことは、他人になること。

本の世界を見るというのは、

言わば超常現象で、

異世界に連れていってもらえるのと同じ。

 

鏡がどこかと繋がるというのは、

私にとっては、本を開いて

本のページの向こうに行くような感覚で、

その想像の延長線上が

今回の設定になったんだろうと思います。

 

・・・と、語っておられましたニコニコ

 

辻村さんの描く世界は、

なぜこうなのはてなマークと突き詰めていくものではなく、

本というのは、こういうファンタジーなもの。

と、何も考えずに辻村ワールドに

飛び込み、この世界を旅してみるのが

良いようですラブラブ

 

また、辻村さんのすごいところは、

絡まった時間軸の中で起こる出来事が、

最後にぴったりと収まり、

温かい気持ちで終われるところ。

 

それに、何より10代独特の傷つきやすい

感性の描写が素晴らしい。

自分自身も、はるか遠い昔のことなのに、

あの頃の記憶がよみがえり、

あたかも、自分自身の身を

削られるように感じるところもあります。

 

図書室へ通っていた女の子も、

辛い描写もあったと思います。

それを思うと、

よく受け止めて読み進められたなぁ

偉かったなぁと思いを馳せますしょぼん

 

現実には、鏡から異世界へ

行くことができません。

 

では、実際に不登校の子が読んだ時、

絶望しか残らないのでは。。。

いえ、そんなことはありません。

 

辻村さんのインタビューにもありましたが、

現実社会では、本がその役割を

果たしてくれるのです。

 

本を通じ、色々な世界を旅し、

色々な人生を歩み、

色々な人に出会ってみよう。

目の前の現実だけでない、

きっと自分の居場所があるし、

手を差し伸べてくれる人がいる。

勇気をもらえたり、

心の支えになってくれる人が

きっといる。

 

本を閉じれば、その世界とは

お別れだけど、

心の中に生き続けてくれます。

 

鏡が、本の世界と同じだと、

その時気が付かなくても、

きっと心に残ることがたくさん

あるのではないかと思います。

 

辻村深月さんも自信作だそうで、

中学生時代の自分に何か一冊送れるとしたら

この『かがみの孤城』を選ぶそうです。

 

もう本当に、本をたくさん読んできた

著者だからこそ、

産まれて来た作品なのですねキラキラ

 

そう思うと、あの女の子が

この本を一番に選んだのが

ますます凄いビックリマークと思えましたし、

きっと、この先大丈夫だって

思えました照れ

 

本は、色々なことを教えてくれるし、

自分の問に対しての答えも

ちゃんと示してくれています。

 

だけど、それを知るには、

やはり読む力というのが、必要です。

 

実は、図書室には、

もう一人通っている女の子がいて、

その子は今年度3年生。

 

普通の反応といいいましょうか、

この女の子は、ニコリともしてくれませんガーン

 

完全に、壁が出来ています汗

 

図書室の本を眺めている時があって、

「何か探しているはてなマーク

よかったら、一緒に探すよ」

と声を掛けると、即座に

「大丈夫ですビックリマーク」という答えが

返って来ました笑い泣き

 

せっかく図書室で過ごしているので、

色々な本に出会ってくれたらいいなぁと

願っています。

 

新年度。

娘や息子も、これから始業式ですが、

クラス発表だけは、すでにあり、

それを見て、最悪や~汗とか、

やったビックリマークあの子と一緒やわぁ~とか

言っています。

 

この子たちにしたら、

世界の大部分をしめるもの、であるのは

間違いないですあせる

 

頑張らないといけない時、

我慢しなければいけない時も

あると思いますが、

頑張って欲しいなぁと思いますウシシ

 

すべての中学生、高校生、皆さんにとって

心穏やかに過ごせる春でありますように*さくら*

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございましたごあいさつ

 

 

 

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