諸般の事情であちこち引越し、たどり着いたるAmebaブログ。これが最後の(もしかして最後から二番目の?)ブログとなる・・・か。
持ち主の顔に似てくる胡蝶蘭【朝日新聞和歌山版満田先生】以前、ある校長先生に蘭の鉢植えを借りて副町長室に置いていた。その先生の顔が蘭に見えてきたという句
枇杷の実を吾子の採るまで肩車【読売新聞和歌山版・笠野先生】これは創作。実際は孫だが、孫の句はよくないといわれるので吾子にして。父にしてもらった肩車はいまでも覚えている。
種火ひとつ残る暮春の札所かな【第23回春日万葉の森歌垣大会俳句の部】一入賞お遍路で体験する夕方の句。札所は5時に閉まってしまい寂しい限り。種火だけがまだ赤さと熱を残している。
寺々を巡り高野の日永かな【第16回熊野・高野俳句大会】高野山金剛峰寺賞今回が3回目の応募。選者は桑島啓司先生、木下敦子先生。前回までは熊野の句が入選していたが、ようやく高野の句で。
般若湯たしなみ坊の月涼し【朝日新聞和歌山版・手拝先生2席】高野山の宿坊風景。月涼しで夏の句になった。「たしなみ」が謙虚
雲海のままに高野は闇となり【産経新聞和歌山版・小阪先生】高野山の雲海。闇となりゆくところまでは見ていない創作。みてきたようなリアルが出ているか否か
夏至の日のみな畏みて地鎮祭【毎日新聞和歌山版藤井先生】娘夫婦の新居地鎮祭。神主は和歌浦からやってきた。
青葉して不動明王光りをり【読売新聞和歌山版・笠野先生】根来寺へ銀行に行った折の句。不動明王が好きである。煩悩を断ち切ってもらいたい。
一山の色を奪ひて白雨かな【毎日新聞和歌山版・濱端先生】この手の作品は定番。雨で景色の色がなくなるというパターン。この時期は白雨か驟雨である
すぐそこと濡れてゆく人春の宵【エイアンドエフ ウラヤマ会 ハイ句イング大賞】浅井慎平賞カメラマンの浅井慎平さんは俳句の達人でもある。できるだけ画像の浮かぶ句をと考える。一昨年に続いての受賞である。
図書館の閉鎖長引く薄暑かな【黎明俳壇・秀逸】地元貴志川にある市立図書館は4月からずっと閉館。周辺自治体の図書館は開館しているのに。先日漸く再開したが、その不快感が薄暑とピッタリ合ってしまった。
車間距離開けて万緑ほし いまま【読売新聞和歌山版・笠野先生】一席!これは会心作。万緑をほしいままにするという句はあれこれ作ったが、車間距離がよかったようだ。
蔓に絡まり振り子のやうに揺るる蛇【松山市俳句ポスト夏井いつき先生「並」】上の句が6音でおさまりが悪い。「蔓を抱き」の方がよかったか?
蓮の葉に弾かれつづけ雨の粒【毎日新聞和歌山版・桑島先生2席】孫と平池へ行ったときの句。池の水を蓮にかけるとまん丸くなって芯へ向かう。何度も何度もリクエストに応えて。
夏帽の似合ふ陽気なフィリピ―ノ【朝日新聞和歌山版・満田先生】昔の職場にフィリピン出身の職員がいた。彼女たちの陽気さを思い出しながら
ベンチには出番待つ子ら若葉風【読売新聞和歌山版・笠野先生】河川敷のグラウンドで少年野球を見ながら。補欠も全員使ってあげるのが監督の務め。
高らかに名乗りの句坐や薄暑光【毎日新聞全国版・井上康明先生】毎日全国版掲載2度目。ネットでの応募も掲載されると知ってから力が入る。
母の日を忘れ父の日なほ忘れ【毎日新聞和歌山版・本多先生】これは選者の好みに嵌った句。しかるに本日プレゼント届く。
酒蔵へ一目散の燕かな【伊丹市・酒と文化の薫るまち俳句大賞・大賞】一目散という表現を使いたかった。この募集を見て、酒蔵への燕が浮かんだ。
隧道の出口春日に目の眩む【読売新聞和歌山版・笠野先生二席】トンネルの出口の風景。出口も入口も雨だとか桜だとかいう句は全部ボツ。こういうシンプルなのがよいのかも