(1)「モギケンの音楽を聴くように英語を楽しもう」という本を読みました。
寝る直前と、起きた直後に英語を勉強すると良いとのことです。今、試しているところです。
大昔の「受験ユーモア」に次のような話がありました。「睡眠学習をして模擬試験を受けたら、答案に『寝言を書くな』と書かれていた」
(2)「How is Darwinian medicine useful?」 (進化医学はどのくらい役に立つのか)という文書を読みました。
次のような文がありました。
「痛み、吐き気、セキ、発熱、嘔吐、下痢、疲労、不安は、医学上のよくある困った問題である」
「もし、発熱やセキや下痢が、体の役に立つ防衛反応であるのなら、それらを止めることは病気を悪くすることになりかねない」
「自然選択は、個体を健康にしたり長寿にしたりはしない。繁殖を最大化するだけである」
(3)「進化医学からわかる肥満・糖尿病・寿命」という本を読みました。
「糖尿病と肥満をめぐる謎」が3つ挙げられています (p50)。私が考えたことを、それぞれ付記します。
1.糖尿病がこれほど多いのはなぜか。
「運動が不足して、食事に問題のある人が多いからです。特に、砂糖の消費が多いことが問題です。アルコールにより膵臓が障害されて糖尿病になる場合もあります」
2.野生動物は肥満しないのに、ヒトはなぜ肥満しやすいのであろうか。
「未開のヒトは肥満していません。狩猟採集生活をしているヒトは肥満していません。しかし、未開の地に売店ができて砂糖菓子やスナック菓子が売られるようになると、肥満をはじめとする生活習慣病が出現するようになります。イヌやネコも食事内容により高度に肥満します。どの動物も、食事により肥満します」
3.肥満すると糖尿病になりやすいのはなぜか。
「サラミや生クリームなど4種類の食品でネズミを飼うと、ネズミは高度に肥満します。つまり、不足と過剰が同時にあるとネズミは肥満します。もし過剰の中身が砂糖である場合には、しばしば糖尿病になります。砂糖に由来する果糖は、肝臓に蓄積してインスリン耐性をもたらし、糖尿病を発症させます。また、果糖は、レプチンなどによる体重コントロールシステムを障害させて肥満をもたらします。これらにより、肥満と糖尿病は、しばしば併存します」