Wikipedia 日本語版の「ポジティブ心理学」に、以下のような書き込みをしました。
 
幸福感を増すための方法
以下のようなことを行えば、幸福感が増す。[2][3][4][5]
(1)週に1回、自分の幸福を数える時間を持つこと
  不幸にとらわれるのではなく、自分の幸福に目を向ける。1日に1回行うと効果が少ない。週に1回が良い。
(2)他の人に親切にすること
  利他的行動を行うと幸福感が増す。
(3)感謝の手紙を書くこと
  ただし、これにより短期的には幸福感が増すが、あまり長続きしない。
(4)自分の強みが何であるかを知って、それを生かすようにすること
  自分の強みを知るための質問紙が作られている[6]。ただし、自分の強みを知るだけでは効果がなく、それを日常生活に生かさなければならない。
(5)他の人に多くを与えること
   ボランティアなど、自分の時間を与えることでも良い。
(6)他の人と一緒にいること
   家族や友人と一緒にいる時間の長い人は、そうでない人に比べて幸福感が強い。
(7)一日の終わりに、その日の良かったことを3つ書き出すこと
   物事の印象は、ピーク時と終了時で決まることが多い。1日の終了時に、その日の良い事に注目する。そして、この良い事はなぜ起きたかを考える。この方法により、持続する幸福感を得ることができる。セリグマン教授が勧める方法である。
(8)他人と自分を比較しないこと
   自分の給料に満足していても、知人が自分よりもっと多い給料をもらっていることを知ると、とたんに不幸になってしまう。自分が満足できる仕事を持ち、家族や友人と良好な関係にあれば、比較による不幸から逃れることができる[7]。 

幸福感を増す利点

主観的に幸福な人は、そうでない人に比べて、病気が少なく、寿命が長く、収入が多い[8][9][10][11][12]

ポジティブ心理学の用語

  • レジリエンス‥‥回復力。再起力。逆境に直面しても力強く成長できる資質[13]
  • フロー‥‥何かに没頭した状態。現在のことに心から熱中している状態。自分が「流れていく」状態[2]
  • 幸福順応‥‥幸福な状態になっても、その状態に慣れてしまって、次第に幸福感を感じなくなること
  • ピーク・エンド理論‥‥物事の印象は、ピーク時と終了時によって決まるという理論

文献

  1. ^ Time The New Science of Happiness
  2. ^ a b 幸せがずっと続く12の行動習慣 リュボミアスキー
  3. ^ 世界でひとつだけの幸せ セリグマン
  4. ^ Happiness fact sheet
  5. ^ Centre for Confidence
  6. ^ Authentic Happiness ペンシルバニア大学のセリグマン教授のホームページ内(日本語あり)
  7. ^ ごきげんな人は10年長生きできる p72
  8. ^ ポジティブ心理学入門 宇野カオリ
  9. ^ 坪田一男 慶應ヘルスサイエンスニューズレター Vol.1
  10. ^ Happy People Live Longer 幸福な人は長生きする
  11. ^ USA-TODAY Happy? You may live 35% longer, tracking study suggests 幸福ですって? 追跡調査によれば、あなたは35%も長く生きるはずです。
  12. ^ Why bother to improve happiness? Centre for Confidence and Well-being なぜ幸福度を高めるために気を使わなければならないか
  13. ^ ポジティブ心理学入門 p239

外部リンク [編集]