(1)ハーグ条約の関連法案
北海道新聞によれば、ハーグ条約とその関連法案は、衆議院に提出されたまま、審議が止まっているそうです。衆議院の議事録をみても、その通りであるようです。しかし、野田首相はオバマ大統領に、今国会での成立を約束しているので、今国会末までには成立するのでしょう。
北海道新聞によれば、ハーグ条約とその関連法案は、衆議院に提出されたまま、審議が止まっているそうです。衆議院の議事録をみても、その通りであるようです。しかし、野田首相はオバマ大統領に、今国会での成立を約束しているので、今国会末までには成立するのでしょう。
衆議院に提出された関連法案が公開されています。提出された法案には、法律の目的が第一条に書かれています。法制審議会のパブリックコメントにおいて、私は「法律の目的を書くべきだ」と主張しましたが、法制審議会は私の主張を無視しました。しかし、このように法制審議会が最終法律案を決めているわけではないようです。法制審議会の設置は、単なるポーズなのでしょう。野口教授は、国の審議会には出ないと言っておられます。
衆議院に提出された関連法案の「目的」は次のようです。
第一条 この法律は、不法な連れ去り又は不法な留置がされた場合において子をその常居所を有していた国に返還すること等を定めた国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(以下「条約」という。)の的確な実施を確保するため、我が国における中央当局を指定し、その権限等を定めるとともに、子をその常居所を有していた国に迅速に返還するために必要な裁判手続等を定め、もって子の利益に資することを目的とする
この文は、「日本には不法な連れ去りがあり、それは子の利益に反する」ということを言外に述べています。
ただし、法律の冒頭に目的が書いてあってもあまり関係ありません。弁護士法の目的は、「人権の尊重」であるそうですが、子どもの権利は無視されています。子どもの権利条約は無視され、国連の子どもの権利委員会の日本への勧告は無視されています。医師法の目的の「公衆衛生の増進」も同じです。「煙たい」というだけのことです。
著者のウォーシャック氏は、テキサス大学の南西医療センターの臨床の教授であり、離婚後の親子の問題に、心理カウンセラーとして長年関わってこられました。1993年には、離婚後の子どもの養育について、ホワイトハウスで講演をしておられます。
著者の考えの一つは、次のようです。
「子どもが激しく抵抗する場合に、その場で子どもの誤りを指摘しても効果がない。子どもにとっては、それが現実である。別の見方があることを伝えるにとどめて、子どもと楽しい時間を過ごすことに力を注ぐべきである。そうして子どもと良い関係を作る努力を続けるべきである。子どもの誤解は、親しい関係が樹立された後で解けばよい。」
著者の考えの一つは、次のようです。
「子どもが激しく抵抗する場合に、その場で子どもの誤りを指摘しても効果がない。子どもにとっては、それが現実である。別の見方があることを伝えるにとどめて、子どもと楽しい時間を過ごすことに力を注ぐべきである。そうして子どもと良い関係を作る努力を続けるべきである。子どもの誤解は、親しい関係が樹立された後で解けばよい。」
また、著者は次のように述べています。
「(片親疎外が行われた場合)、子どもから見れば、片親との関係を切られ、多くのものを受け取れなくなったということであり、後年に、同居していた親に対して激しい怒りを抱くことがある。」(p273)
「(対応がうまく行けば)、多くの子どもは、過去に何事もなかったかのように、単純に良い関係を取り戻す。」(p275)
またこの本は、映画を多く勧めています。この本に出てくる約10本の映画のうち、5本を注文しました。中古でレンタル落ちのDVDを注文しました。
近くの公的図書館にもこの本の購入希望を出しておきます。図書館が本を購入することを、訳者が喜ぶか悲しむかは分かりません。県下の横断検索が可能です。
(3)TOEIC
今年の3月にTOEICを受けたところですが、また5月にも受けました。今回受けた感触では、800点に達したように思います。このわずか2ヶ月間で、英語の実力が付くわけもありませんが、試験の戦術を少し変更しました。
ヒアリングでは、問題文を先読みするようにしました。問題が分かっていれば、その点だけを聞けば良いのです。これまでのように、ありとあらゆる内容を覚えようとしなくて良いわけです。
リーディングでは、本文全体から探すような問題において、すぐに解答が分からない場合には、本文中を探さずに、諦めて次の問題に移りました。これで時間が節約できて、全部の問題を解くことができました。逆に数分間の余裕がありました。今回、最後の10問は、比較的易しい問題でした。
ただし、このような変更で、点数だけ上がっても、あまり嬉しくありません。実力が付いたのではなく、解答の仕方を変えただけです。TOEICの点数は、こんなことでも変動します。
TOEICの試験は、日常生活場面における商業的な取引が多く出てきます。論説文や科学的な説明文は、あまり出てきません。文化系の人が外国生活をするような場合には適切な試験ですが、理科系の人が仕事の本を読むような場合には、あまり関係がありません。東洋経済は、「TOEICはガラパゴスの試験である」と述べています。
(4)赤色(紅)
私は、朝に甘い豆を食べていましたが、砂糖を減らす目的で、約1ヶ月前より、小豆を米に混ぜて食べています。玄米と白米を半々に混ぜて、それに小豆を1割ほど混ぜて、朝と昼に食べています。つまり、毎日お赤飯を食べているということです。お赤飯は縁起の良い食べ物です。豆はお勧めの食べ物です。
西洋(イギリス)の諺に、「1日1個のリンゴで、医者要らず」というのがあるそうです。
An apple a day keeps the doctor away.
白澤先生によれば、リンゴの赤い皮は、長寿遺伝子のスイッチを入れるそうです。
また、赤いトマトにも良い働きがあるそうです。
NHKによれば、青森の最高級の赤いリンゴは、中国へ輸出されているそうです。中国では赤(紅)が縁起の良い色であるとされているそうですが、それは、このような食事のことに由来するのかもしれません。