(1)離婚産業
夫婦関係を円満に収めるためには、多くの心理学的な知識が必要になります。担当の弁護士は、その方面の科学的知識を持っているでしょうか。この方面に関する外国人研究者の名前を3人挙げることができるでしょうか。
また、担当の弁護士に、離婚が子どもに与える悪影響を少なくすることについて、外国人研究者の名前を3人挙げてもらって下さい。もし、1人も挙げられないようなら、離婚の悪影響から子どもを守ることについて、何の関心も持っていないということです。
もめている夫婦の片方が弁護士事務所に来て相談したとします。1回1時間かけて5回くらい話をして、夫婦の問題を円満に解決したとします。そうすると弁護士の収入は、相談料の1回1時間×5回=5万円です。ところが、離婚に導いたとすれば、平均的にはおそらく次のような収入になるでしょう。受任料40万円、調停1回5万円×5回、離婚成立の報酬40万円、子ども2人分の養育費8万円×3年分×1割です。この他に、財産分与により移動した額の1割です。つまり133万円+財産分与の1割という収入になります。どちらが得か、一目瞭然です。その夫婦は面会交流についても争って、さらに収入が増えるでしょう。
離婚しそうな夫婦を本当に離婚させるには、対立を激化させることが一番です。それには、子どもの奪い合いをする状況を作っておくことが一番です。離婚後も両方の親が子どもに充分に関与して子どもを育てるのではなく、片方の親だけが子どもと関わるようにすれば、夫婦は否応なく争いの状況になります。
犬も食わない夫婦喧嘩は、弁護士が食うのです。日本の裁判官は、退官すると多くは弁護士になります。退官後は、大きい弁護士事務所に雇ってもらうのです。利害関係は共通です。
彼らは、子どもの精神的な予後を改善させることについて、興味を持っていません。国会が批准した子どもの権利条約に興味を持っていないのです。「先進国では、単独親権の場合でも、子どもは、時間の20%を非同居親と過ごす」という状況について、関心を持っていないのです。全ては、お金のためです。
(2)争いの解決
(「離婚後の共同子育て」という本を再び読んで、「共同親権」のページの「争いの解決」の項目に、以下のような文を書きました)
「離婚後の共同子育て」(エリザベス・セイアーら、青木聡訳)という本には、別居や離婚後の夫婦が、どうすれば争わなくて済むかが述べられています。一口で言うなら、相手に復讐したり勝とうとする気持ちを捨てて、子どもの利益を重視するということです。そのように自分の姿勢を変えるということです。この本で述べられていることを習得して実践する必要があります。
目次は次のようです。
「離婚後の共同子育て」(エリザベス・セイアーら、青木聡訳)という本には、別居や離婚後の夫婦が、どうすれば争わなくて済むかが述べられています。一口で言うなら、相手に復讐したり勝とうとする気持ちを捨てて、子どもの利益を重視するということです。そのように自分の姿勢を変えるということです。この本で述べられていることを習得して実践する必要があります。
目次は次のようです。
第1章 争い依存症ではありませんか
第2章 争いと子ども
第3章 争いではなく子どもを優先する
第4章 争いの解決
第5章 共同子育てに取り組む関係性を気付く
第6章 実効性ある子育てプラン
第7章 受け渡し
第8章 しつけ
第10章 新しい関係、過去の問題
第11章 片親疎外
第12章 健全な親、健全な子ども
(3)ガラパゴス島の値段表
以下の話は要するに、「もう少しのところで、ウルトラWifi を海外で使うところだった。もし使っていれば、非常に高額のお金を請求されて、簡単に破産するところだった」ということです。
第2章 争いと子ども
第3章 争いではなく子どもを優先する
第4章 争いの解決
第5章 共同子育てに取り組む関係性を気付く
第6章 実効性ある子育てプラン
第7章 受け渡し
第8章 しつけ
第10章 新しい関係、過去の問題
第11章 片親疎外
第12章 健全な親、健全な子ども
(3)ガラパゴス島の値段表
以下の話は要するに、「もう少しのところで、ウルトラWifi を海外で使うところだった。もし使っていれば、非常に高額のお金を請求されて、簡単に破産するところだった」ということです。
ウルトラWifiの購入時に、「受付時の注意点」という説明を受けました。これは、紙に書かれたものを読み上げる形で行われました。ウルトラWifi の海外使用については、次のように書かれています。
「海外でのご利用は、国内の割引・定額サービス対象外となり、国内と異なる通信料が適用される」
そして、契約書の詳しい内容が書かれている小冊子が私に手渡されました。その表紙には、大きな文字で3つの注意が書かれており、その一つが海外での注意です。「海外で使ったり、海外へかける場合。海外でのご利用や海外への通話・メールは、思わぬ高額となる場合があります。」と書かれていました。その小冊子の中は、細かい字で契約内容が書かれているので、それ以上は読みませんでした。普通の人が知らない法律用語がたくさん出てきます。
半年経って、iPod touch を持ち歩いてインターネットをするのは、非常に便利であると分かりました。野口教授も「スマートフォンを制する者が未来を制する」と述べておられます。それで、身内や先輩にも、このシステムを勧めました。
私の勧めを受け入れたある人は、海外旅行の何日か前にウルトラWifi を入手しました。私は購入時の説明を忘れており、そもそも海外で使えるかどうかも分かりませんでした。それでiPod Touch の会社に電話して次のように聞きました。
「iPod Touch とソフトバンクのウルトラWifiを使って、インターネットをしています。便利ですので海外へ行く時に持っていこうと思うのですが、そもそも海外で使えるのですか。」
アップルの人は、次のように答えました。
「使えます。空港やホテルでは、無料または低額で使うことができます。」
私はさらに次のように尋ねました。
「インターネットを見ると、海外で電子機械を使って非常に高くついた話があるのですが、その心配はないのですか。」
アップルの人は次のように答えました。
「高額になるのは、スマートフォンには電話機能が付いているからです。外国で長時間電話したら高額になるのは当然です。しかし、iPod Touch には、電話機能がありません。だから高額にはなりません。」
それで私は安心しました。そうして、海外へ持って行く人に言いました。「大丈夫です。海外でも使えます。空港やホテルでは、無料または低額で使うことができます。」
アップルの会社の人は、おそらく、iPod touch を単独で使用する場合について答えておられたのだと思います。
海外旅行の前日にお会いして、ウルトラWifi の暗証番号をiPod Touch に入れて、動くようにしました。ところが、この時私は間違えて、私の暗証番号を入れてしまったのです。私がいなくなれば、そのiPod Touch は動きません。動かないので、ウルトラWifi と充電用のノートパソコンは、海外には持って行かれませんでした。
お会いした時に、世界中のラジオが聴けるアプリのTune-in を入れてあげました。またテレビのアプリを入れるつもりでしたが、うまく入りませんでした。今ならNHK World のアプリを入れるでしょう。
その人の旅行中に私は、ソフトバンクのホームページを見ていました。そうして、1Mバイトで2000円であるという記事を見つけました。ウルトラWifi は、1秒で42Mバイトの情報を送ることができます。つまり、海外で1秒使うと、最大で8万4千円かかるということです。10秒使うと84万円で、100秒使えば840万円です。
現実には、1秒で42Mバイトの情報量を送ることは困難で、速くても1秒で2.5Mバイトくらいです。その速さでも、1秒で5000円かかります。1分で30万円かかり、10分なら300万円かかります。とんでもない高額になるということです。海外では高速回線が整備されている国もあるでしょう。
契約書を見てみると、契約書の末尾に海外での使用例の料金例が書かれています。それには、「Y!動画を5分視聴して3万円程度(約15Mバイト)」と書かれています。やはり、1Mバイトで2000円かかるのです。テキストを読むだけなら安価ですが、動画を見ると高額になります。契約書に書かれていた例は、通信の条件が悪い場合の例です。
例えば、超字幕の映画を送ってもうと、超字幕では1000Mバイトから1400Mバイトの映画が多いですから、映画1本送ってもらうと200万円から280万円かかることになります。NHK World のようなテレビ放送を見ても、短時間で高額になるでしょう。
私は再びEモバイルにしました。数日前に、ソフトバンクを解約するときに、ソフトバンクの人に聞いてみました。「1秒使うと8万4千円になるという私の計算は合っていますか」。ソフトバンクの人は「ええ」と答えました。
思わぬ高額になったらどうなるかを尋ねました。「どんなに高額になっても、ただ払うだけなのですか」。ソフトバンクの人は「ええ。契約ですから」と答えました。
本当に危ないところだったのです。その人が一生かけて蓄えた財産が、一瞬にして消えるところだったのです。私にも大きな責任があります。今でも胸がドキドキしています。
私は、再びE-モバイルにしましたが、状況は特に変わりません。E-モバイルの「ポケットWifi 」においても、「海外では使えないこと」は、オプション(選択)の一つに過ぎません。海外使用についての説明は特に無く、海外使用について説明した小冊子のような解説書もありません。E-モバイルでは、海外で使うと1秒8万円ではなく、1秒2万円であるそうです。
諸外国とは異なって、日本ではSIMロックで囲い込まれて、2年縛りで縛りつけられます。国内各社とも同じ対応であるので、このようなレベルのサービス(説明)になるのです。家電に、エコポイント制度により税金を投入しても、パナソニックのように赤字を出すだけです。競争し努力するノキアやサムソンに勝てるわけもないので、そうしているのでしょう。
参考文献
国民生活センターの文書
Wikipedia 「パケ死」
ソフトバンク 海外使用
海外使用の例