オーストラリアでは、すでに2006年に共同親権法が成立しています。
以下の文章は「オーストラリアの共同親権に関する10の誤った考え」という文章です。著者はオーストラリア人の主婦であり、2人の子を持っているそうです。Articles About Men に記事を書いておられます。
(1)オーストラリアの共同親権法は、子どもの時間を半分ずつに分配するように強制する。 (これは誤りである)
以下の文章は「オーストラリアの共同親権に関する10の誤った考え」という文章です。著者はオーストラリア人の主婦であり、2人の子を持っているそうです。Articles About Men に記事を書いておられます。
(1)オーストラリアの共同親権法は、子どもの時間を半分ずつに分配するように強制する。 (これは誤りである)
この法律は、子どもの時間を機械的に半分ずつに分けることを強制していない。実際、この法律施行後に、子どもの時間を50%ずつに分けたのは、全体のうちの15%に過ぎない。
(2)共同親権になると、子どもが虐待される危険が増す。 (これは、誤りである)
(2)共同親権になると、子どもが虐待される危険が増す。 (これは、誤りである)
子どもが虐待される割合は、共同親権の場合が最も低い。結婚が続いている家庭よりも低い。逆に、子どもが虐待される割合が最も多いのは、単独親権の場合である。
(3)オーストラリアの共同親権法により、家庭内暴力の危険が増した。 (これは誤りである)
オーストラリア政府はこの法律の影響調査を行ったが、家庭内暴力が増加した事実は無かった。
(4)共同親権に移行すると、父親の養育費負担は減る。 (これは誤りである)
(4)共同親権に移行すると、父親の養育費負担は減る。 (これは誤りである)
共同親権に移行すると、父親の経済負担は増える。子どもの衣食住をまかなう費用が増える。父親は、経済負担を増やすと同時に、子どもへの精神的サポートを増やす。
(5)共同親権になると、子どもは行ったり来たりの生活となる。 (これは誤りである)
(5)共同親権になると、子どもは行ったり来たりの生活となる。 (これは誤りである)
単独親権でも共同親権でも、典型的な場合では、移動するのは2週に2回であり、同じである。
(6)共同親権法は、画一的な育児を行わせる。 (これは誤りである)
(6)共同親権法は、画一的な育児を行わせる。 (これは誤りである)
共同親権法の下では、親子の交流は、それぞれの親について、2週に0日から7日までの範囲で、柔軟に決めることができる。単独親権の時代では、全体の90%以上のケースで、画一的に2週に2日間の交流が決められた。
(7)共同親権法は、父親を優遇しすぎる。 (これは誤りである)
(7)共同親権法は、父親を優遇しすぎる。 (これは誤りである)
父親の多くは、親子の交流時間が、母親より少ない。母親と同じであるのは、父親全体の15%に過ぎない。
(8)オーストラリアの共同親権法は、シングル・マザーに不利である。 (これは誤りである)
(8)オーストラリアの共同親権法は、シングル・マザーに不利である。 (これは誤りである)
共同親権法は、性に関係なく、それぞれの親が育児の責任を果たすことを保障する法律である。また、働いて、学んで、リラックスするための機会を、どちらの親にも等しく提供する法律である。「男性と女性は平等であり、社会における役割も、性によって差別されることは無い」という理念を実現するための法律である。
(9)共同親権法は、子どもの権利を軽視している。 (これは誤りである)
(9)共同親権法は、子どもの権利を軽視している。 (これは誤りである)
共同親権法は、「両方の親を持つ」という子どもの権利を実現するための法律である。
(10)オーストラリア国民は、共同親権を支持していない。 (これは誤りである)
(10)オーストラリア国民は、共同親権を支持していない。 (これは誤りである)
オーストラリア国民の70%から90%は、共同親権法を支持している。支持しないのは少数であり、法律家、フェミニスト、シングルマザーである。
(これは、2010年6月に書かれた記事です)