(1) Wikipedia 「ハーグ条約」のノートに、次のような書き込みをしました。

日本の外務省が提供する「海外安全ホームページ」では、米国について、次のように述べています。「父母のいずれもが親権(監護権)を持つ親であっても、一方の親権者の同意を得ずに子の居所を移動させること(親が日本に帰国する際に子を同伴する場合を含みます)は、子を誘拐する行為として米国の国内法では重大な犯罪(実子誘拐罪)とされています。」

また、在カナダ日本大使館も、同様に述べています。

在英日本大使館も同様です。確かにChild Abduction Act 1984には、国外連れ出ししか書いてありません(ただし3ヶ月ではなく1ヶ月です)。しかし、そこには書いてないというだけです。誘拐は、コモン・ロー(不文の慣習法)により処罰されます。A parent can also be charged with the common law offence of kidnapping.(英国政府)。

米国において、一般的な犯罪は、州法よって裁かれます。連邦法が規定するのは、州と州の関係のことや、国家全体としての対応に関することに限られます。住居地からの誘拐について、連邦法に規定が無いのは当然です。

米国において、州内の誘拐を合法とする州はありません(各州法)。
 
誘拐しても罪にならないというような書き込みは、犯罪を誘発する可能性があります。最近のケースでも、母親は当初「連れ去りは罪にならない」などと主張していました。無責任な書き込みは、刑事責任や民事責任を問われる可能性があります。「自由に移動はできない」という記事を書いておられるので、なかなか悪質です。--183.180.97.46 2011年11月23日 (水) 01:27 (UTC) (183.180.59.16と同一人物です)



(2) Wikipedia 「片親引き離し症候群」に次のような書き込みをしました。

片親引き離しの影響
片親引き離しは、子どもに次のような影響を与える。

(1)片親だけで育てられた子どもは、精神的な問題を起こしやすい
片親だけで育てられた子どもは、学業成績不良、睡眠障害、抑うつ症状、自殺企図、違法行為、風紀の乱れ、薬物依存などの問題を起こしやすい。バージニア大学のヘザリントン教授は、離婚が子どもに及ぼす影響について研究したが、「片親だけで育てられた子どもは、精神的トラブルが2倍になる。」と述べた(For Better or for Worse)。

(2)子どもの発達・発育に不利になる
ケンブリッジ大学のMichael Lamb 教授は、「片親と子どもの分離が子どもに不利にならないようにするためには、時間をうまく配分したとしても、片親と過ごす時間が子どもの時間の30~35%以上あることが必要である。」と述べた(Parenting After Divorce、p46)。 

(3)父親の役割を果たせなくなる
父親の役割と、母親の役割は、共通の部分もあるが、異なる部分もある。父親は、子どもが成長して迎え入れられる社会について、子どもに教え準備をさせる。父親は、子どもの独立を促す。また規律、ルール、労働、責任、協力、競争などについて、子どもに教える。母親だけで子どもを育てると、特に男の子の教育において、これらの点について訓練や準備が充分には行われず、こうした点が不得意な大人になる。

(4)同居親との関係もうまく行かなくなる
別居や離婚が、子どもの思春期以後に起きた場合には、子どもから片親が引き離されると、子どもは、同居親からも精神的に離れて行くことが多い。同居親とあまり話さなくなったり、自室に引きこもったりすることが多くなる。同居親に新しい相手が出来て、性的活動が行われるようになると、この傾向は一層顕著になる(Parenting After Divorce、p70)。

非同居親を子どもから引き離したということは、子どもの利益を第一に考えていない顕著な証明である。子どもから見れば、最も大切な関係のうちの一つを切られたのである。それにより子どもの健全な発育は困難にされたのである。子どもは、離婚交渉の道具にされたのである。そうした理由により、同居親に対して、全幅の信頼を寄せることは無くなる。人質の全てが、ストックホルム症候群になるわけではない。