前回のブログは、満室にするためにどのような工夫をするか、考えてみました。
不動産賃貸業は、家を貸して賃料をいただく、単純なビジネスということを書きました。
最近では、部屋の差別化をはかるため、インパクトある内装にしたり、古い設備を交換するなど
設備投資をしています。たぶんこの領域で勝負する大家さんは、増える傾向にあります。
どんな形にせよ投資をするには、どの程度で回収できるか考えないと、自己満足の域を出られず
経営とはほぼ遠いものになってしまいます。
よってどれくらいの期間で回収する。時間的な感覚は必須と思います。

さて、満室にしていくコツから脱線してました。
まず結論は1つでは無いという前提で見てください。
今、私ならば、所有地域や地域全体、さらに日本全体が不景気の中、高い家賃で維持し続けることは、困難と思われます。
また、借り手の特徴は、住まいへのこだわりがある方と、寝に帰る程度という割り切った考えの方と二極化が鮮明です。(住宅関連の業界データより)
こだわり派は、ゆくゆくご自宅を買う可能性ありますね(こだわりですので)。残るは、割り切り派にどうアピールするかとなります。
そこで、この状況下では、極力、礼金・敷金などの入居金を抑えて入りやすい設定が大切です。
(私はやってませんが)入居時に必要な設備・電化製品・テーブルや家具を用意する大家さんもいます。
ポイントは、無料で譲渡することでしょうか。入居後の備品故障の対応を回避するためです。

いろいろ書きましたが、不景気の今求められること、このような視点を持つのが必要ではないでしょうか。