「もう、いい若いのは来ないからね…」、北の富士親方が漏らした実質、「大相撲はもう死に体」 | あきらめない!日本で唯一最新のがん情報に特化した「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

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 昨日(21日)、NHKの大相撲中継の終盤を視聴していると、稀勢の里の休場案内で場内がざわつく中、解説の北の富士親方が、「残念だね。もう彼のようないい若いのは来ないからね」と、しんみりと話されていた。

 

 かつては、身体能力の高い日本の若者は、報酬が得られるプロスポーツ選手として、「プロ野球、大相撲、プロゴルフ」くらいしか選択肢がなかったが、現在は、サッカーJリーグ、フィギュアスケート、卓球、さらには、陸上選手でも、スポンサーを募って、プロ選手を目指す人が増えている。寒い中でも、裸になって闘わないといけない大相撲に興味を示す、日本の若い男の子は、ほぼ皆無になっていると想像される。子供がまったく興味を示さないスポーツであれば、親の世代の大半も同様であろう。

 

 「日本人のスポーツ」としては、大相撲の脈はとっくに尽きている。結局、戦後、熱狂した高齢者と、その視聴に答えようとしているNHK、そしてモンゴル人力士など外国人力士がなんとか、支えているといっていい。渦中の貴乃花親方も、長く、日本人力士にこだわったとのことだが、方針転換して、はじめて採用したモンゴル人力士が、暴力被害を受けたとされる高ノ岩である。

 

 現在の日本の高齢者が次々と鬼籍に入っていけば、大相撲は、「もうおしまい」。

 今回の暴行問題で大騒ぎを続ける日本のメディアの感覚は、ピンボケも著しいといわざるをえない。