東京の中心でトイレの清掃員をしている
朝 布団をたたみ 髭を整え 歯を磨き
植物に霧吹きで水をかけ
背中に「The Tokyo Toilet」
とprintされている
つなぎに着替え
玄関を出て
空を見上げる（ほほ笑む）
アパート前にある
自動販売機でカフェオレを買う
(これはスポンサー〜？)
使い勝手の良いように
工夫した掃除道具の詰まった
車で出かける
（素敵な曲と共に毎朝 それは違う）
お昼は神社境内のベンチで
サンドイッチを食べ
フイルムカメラのファインダーを覗かないで
木漏れ日を撮る
🌳
仕事を終えて
一番風呂♨️へ
いつもの所
「おつかれさま〜」
と
店主のいつものように
元気な言葉で
チューハイとおつまみが置かれる
🍻
多分いつもの常連さん達が
野球中継に一喜一憂している
推しが負けた片方が
彼に救いを求める
店主がなだめる
「野球と宗教は自由」
そんな時でも
ほほ笑む…
一杯だけ飲んで
帰り
好きな小説を読みながら
眠りにつく
そうして次朝
箒で履く音で目覚める
🎵
毎日を同じ様にススメ
同じ時間に丁寧に仕事をし
でも
同じ淡々と過ごしているよう
でいて…
何かしら
ちょっとしたことがおこる
し
🍀
一番きれいにしたい場所は？
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パーフェクト🍀デイズ
ヴィム・ヴェンダース
役所広司
ただただ
突拍子もない表現ではなく
一定の流れの中で
同じように過ごしているようで
変化 変更はあるもので
このトイレは
役所さんが
とくにお気に入りのところらしい
🍀
感情的に
強烈にグッと！
というより
しみじみ じんわり
おもう〜
思 想 念 憶 推
色々 おもいがあるけれど
重 くはなく
ん……
涙が
彼と一緒に潤んだ
目頭が熱くなる
って感じじゃない
目尻をそっと拭いて
〈toilet 画像は全てお借りしました〉