書道条幅師範試験の持参作品
「雁塔聖教」の序から14~20文字自由抜き出し
条幅に臨書して試験に1枚提出
書きに書きに書き捲った「雁塔聖教序」
臨書した枚数を数えてみると 合計97枚
大量の反古紙
先生に選んでいただき 提出した条幅臨書作品がコレ↓
97枚書いて、ようやく先生から「いいでしょう」と言われた作品
師範試験に提出なので 受験者は全員「天山臨」
「雁塔聖教序」の14文字、さすがに97枚も臨書すると
楷書ではあるが「行意」を含んだ楷書と言われるのがよくわかる
つまり、書の中の「行書」
①始筆が多彩
②すべての線が単調ではなく微妙な動きをしている
③線の表情が豊か
④文字に躍動感がある
⑤細い線だが、強さがある などなど
ちょっとだけ 褚遂良の「褚法」が少しだけわかったような?
いやいや、解る訳はほとんどない
この前、いろんな方のブログを見ていたら
九成宮醴泉銘の臨書作品を見つけた
わたしも、2回半紙に全臨したことがあるけど
その書は 既に「背臨」「意臨」?
書道の基本的な横画は、約45度の始筆
九成宮醴泉銘は
①やや深く、約50度くらいに入筆されている
②背勢、縦長(縦を誇張)
③刀意のような線の強さ、
④独特のはね、
⑤文字の中心移動、などなど
わたしが見つけた九成宮醴泉銘の臨書作品は、
殆ど 九成宮らしさを感じられなかった
臨書は、創作作品つくりに勉強になるけど
97枚の条幅、 今回は本当に 疲れた