10月10日にスタートした寛平みちのくマラソン2020も本日で最終日となりました
本日も昨日同様秋らしい快晴の中、昨日のゴール地点である釜石市からスタートしました
スタート地点は釜石鵜住居駅に隣接する「釜石祈りのパーク」
東日本大震災で亡くられた方々へ手を合わせて最終日のマラソンがスタートしました
寛平「気が付けば最終日、あっという間の5日間でした、最終日も街の変化を見ながら走りたいと思います」
釜石市を出発した寛平一行は一路大槌町へ
中心市街地の整備が進む町内を走り、大槌町役場へゴール!
大槌町役場では平野町長のお迎えがありました
大漁旗をデザインしたマスクと、大槌町のマスコット「おおちゃん」をプレゼントしていただきました
平野町長「中心市街地の整備が進んでおり、復興は進んでいますが、気持ちの復興は道半ばといったところです、これからも大槌に足を運んでいただいて、住民に元気を送っていただきたい」
寛平「毎年ここには寄らせていただいていますが、来るたび街が出来上がっているのが見られてとてもうれしい。前を向いて進んでいくことの大切さを感じました。来年も必ず来ますのでそれまで皆さん頑張ってください」
来年が10年の節目となることを伝えられた町長からは「来年は自分も一緒に走ります!」の言葉が
来年は市長と寛平の並走が見られるのでしょうか、楽しみです
大槌町役場を後にした一行は、昨年12月にオープンした「大槌〇〇市場(まるまるいちば)」へ
オープン直後は多くのお客様でにぎわっていましたが、コロナ禍でお客さんの出足が悪くなり、苦しい状況が続いているとの話をいただきました
苦しい中でも頑張るみなさんと記念撮影をし、来年の再開を約束しました
山田町へ向かう途中でファミリーマート大槌安渡店で小休止
元気なスタッフさんに囲まれパワーをいただきました、ありがとうございます!
大槌を後にし、向かったのは山田町
昨年まで訪問させていただいていた山田町民グランド仮設住宅跡地へ
多い時で500名近くの方が避難生活を送っていたこの場所も今年9月に役割を終え、解体され更地に変わっていました
この後、この場所は元々あったグラウンドとして再整備され、地元の方々がスポーツを楽しむ場所として使われていくそうです
アンダーエイジからこの場所についての説明を聞く寛平
2018年のマラソンの時立ち寄らせていただいた時の写真を見ながら当時を思い起こします
「このお母さんいまも元気にしてるかな?このお兄さんと話したなぁ~今何してるんだろう」
「行っていた場所がなくなってしまうのはさみしいことだけど、これはいいことだからね」
触れあった多くの方の事を思いながら仮設住宅跡地を離れました
山田町から宮古市「道の駅シートピアなあど」へ移動し、最後のマラソンがスタート
大きな被害を受けたこの場所も今では復旧をして、多くの方が集まる場所となっています
シートピアなあどをスタートし、宮古市内を無事に走り切り、市役所前へゴール!
5日間の走行を無事に終えることが出来ました
宮古市役所では桐田副市長の出迎えがありました
副市長「毎年岩手に来ていただいて笑顔を届けていただいて感謝申し上げます。来年も引き続きいらしていたき、元気な姿を市民に見せていただければと思います」
今年の全行程が無事に終了、今年のマラソンについて
「今年も無事に走り終えることが出来ました、ありがとうございます。9年で景色もだいぶ変わった。始めたころは道路の脇が瓦礫だらけだったところから、今では街が出来、人の暮らしが戻ってきている。東北の人は我慢強くいろいろなことに耐えてきたことが分かります。震災前のように戻ることはできないかもしれないけれど、前を向いて進んでいくしかない、そうすれば必ずいいことが待っていると思います。来年は10年目の節目の年、今年はコロナで会えない人が沢山いた、来年はマラソンで知り合った多くの人と会いたいと思います、また戻ってきます!」
来年への決意を話し、今回のマラソンを締めくくった寛平
来る10年目のマラソンに早くも気持ちが入りました
コロナ禍の中、いつもとは違った形での開催となり、多くの方とのふれあいをすることなく終える形となったことは残念に思います、来年にはコロナも治まり、沢山の方と触れ合えるマラソンとなることを期待したいと思います
2021年にお会いしましょう!