本物か偽物かを見抜く一番の近道 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

世の中には巧妙にできた偽物が溢れています。
 
知っていて買うならいいんだけど。
知らずにつかまされて、後になって気づくのはショックですよね。
 
 
どうしたら偽物をつかまされないか。
または本物を見抜く目を養えるか。
 
 
 
 
 
昔、ある宝石屋さんでアルバイトをしていたときのことです。
 
そのお店の顧客は50%以上がおなじみさんでした。
目の肥えた方がたくさんいらっしゃいました。
 
 
 
 

 

かなり大きめでツヤのいいバロックパール1メートル以上の長さ

 

 
ある日、見慣れない品のいい40代ぐらいのマダムが入ってらっしゃいました。
「お宅では真珠のネックレスの糸の組み替えはしていただける?」
「もちろんです」
と、マネージャーが直々に答えました。
 
「今持って来ています」
マダムはそういうと、バッグからネックレスを取り出しました。
 
「あ、偽物だ」
わたしは遠くから見ただけですが、すぐに分かりました。
アルバイトとはいえ、真珠のネックレスの糸の組み替えもできましたし、ルーペをのぞけば、ダイヤモンドなどはだいたいの4Cのグレードも分かりました。
 
またサファイヤはタイのチャンタブリかスリランカ産かぐらいも検討がつきました。
その宝石商は小さいながら、現地まで石を買い付けに行っていたのです。
 
案の定、マネージャーはとても言いにくそうに
「この真珠は偽物ですが、それでも糸替えはされますか?」
と聞きました。
 
マダムの顔がみるみる変わるのが分かりました。
それは直径15ミリ以上の粒ぞろいの黄色味がかかった真珠のネックレスでした。
本物ならそれだけの南洋真珠を揃えるだけで大変なお値段になります。
 
マネージャーは、マダムとカウンター越しに向き合って、珠と珠を軽くこすり合せる仕草をしました。
「本物の真珠でしたら、こすり合わせたとき、ざらっとした抵抗があります。
けれどお持ちになったものは、ツルツルと滑ります」
 
だんだんそのマダムは青ざめ、マネージャーの言うことは上の空です。
「一応糸替えはいたしましょうか」
とマネージャーが聞くと
「そうね」と気もそぞろに、そそくさと糸替えの代金を払って出ていかれました。
 
そして結局、その糸替えをしたネックレスを取りにいらっしゃることはありませんでした。
 
それから、別の方で、結婚記念にご主人様から贈られたから鑑定してほしいとお持ちになったダイヤモンドの指輪が、質のいいキュービックだったこともありました。
 
 
ご主人様も騙されたのか、それとも偽物であると承知で買われたのかは分かりません。
 
 
けれど、その石は2カラット以上のとても大きなものだったので、やはりその方はとてもショックを受けてらっしゃいました。
 
偽物と本物。
 
どうすれば見抜く目を養うことができるのか。
 
道は一つしかありません。
 
本物や一流といわれるものをとにかくたくさん見てできれば纏うことです。
 
 
コンテンポラリーアートも好き嫌いは別として、単なる稚拙な絵なのか、実は大家が描いた一見稚拙に見える大作なのかは、やはり一流の作品をたくさん見ているうちにわかるようになるものです。
 
 
宝石も、毛皮も、服も同様です。
 
 
まず、本物をできれば手にとってたくさん見る。

服なら実際に着るチャンスがあればベストです。

 
 
最初に一流をしっかり体得してしまうと、一流を見抜けるようになるばかりか、
 
✔️粗悪品の安物か
 
✔️上質の安物か  
 
を見抜けるようにもなります。
 
わたしの得意分野はジュエリーと洋服です。
 
この分野は、若いうちから、極端に言うと寝ても覚めても、そのことばかり考え、頭いっぱいで暮らした時期がありました。
 
一流デザイナーたちの服を、毎シーズン1枚1枚手に取り、裏地に到るまで隅々まで観察し、実際に袖を通し、個人的にも大枚をはたいて清水買いをし、突き詰め可愛がった時代がありました。
 
だからいつしか一流の基準がわかるようになり、そこに照準していくと、お値打ちだけれど質はいい服はどれか、お値段だけの価値しかないのはどれかが、わかるようになっていきました。
 
それを生かし、Rish NYで1枚ずつお選びしている服は、どれも「お値段以上の価値がある」と納得できるものだけです。
 
 
 
 
一方、ジュエリーに関してRish NYでは、通称「なんちゃって」もしくは「トラベルジュエリー」も販売しています。
こちらは厳密に言うと偽物ではありません。
 
どのアクセサリーも使われている素材は明記しているからです。
つまりお値段も含めて、リアルジュエリーのふりはしていないから。
 
日本でアクセサリーを購入すると何でできているのか表示のないものが多いですね。

日本ではアレルギーのでやすい金属ニッケルなどが混じっていても販売できてしまうので、表示がない場合は、どうぞお店の方に確かめてください。

 
 
 
日本だけで出回っている10Kも、ゴールド以外に混じっている割金の割合が多く、安価で見栄えのするニッケルも混じる可能性があるので、わたしはお勧めしません。
 
 
一方、アメリカでは、お値段はリアルのジュエリーの10分の1だけど、クオリティではほぼ半永久に色が褪せない14Kや18Kフィルドという手法で作られたものや、プラチナの代わりに、スターリングシルバー台を使用したものなどが出てきており話題になっています。
 
Rish NYでもそれらの商品を、お気軽にお求めいただけるお値段で提供しています。
 
 
たくさん本物や一流を体得して来た経験を生かし、みなさんが安心して長く身につけられるジュエリーや服をお手頃値段で。
 
 
それをモットーにしっかりお選びさせていただいています。
 
 
 
!一流オークション会社も見抜けなかった大作を見抜けたオランダ貴族&ガラクタの山からエメラルドを見つけて格安で買った人のエピソード
 

!別ブログで仕事以外のこと、ファッションのことや旅の思い出、ちょっとプライベートなことも書いています。

アメリカ人の友人が日本に行くならここに行きたい! と言っています。

 

 

 

 

 

【 Rish NY6月1日正午再入荷】

インフレにつきこの商品はこれが最後!

限定販売になります。

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最高4連まで巻ける巻きのいいバロック淡水真珠のネックレス

1メートル以上あります。

 

 

 

 

14Kゴールドフィルドでリアルゴールド並みのクオリティ

めちゃくちゃ軽いです。

 

 

淡水真珠と14Kゴールドフィルドのネックレス

クラスプは後ろとなります。

...

 

 

 

【 Rish NY6月3日正午発売】

ガーゼみたいな2枚合わせの気持ちの良いコットン素材のワンピース

 

裏地には繊細なチュールがついています。

 

さらに肩紐長さ調整可能の白いキャミつき

高見えレースのトップ

しかもガンガン洗えます!

 

 

 

 

 

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