オバマ大統領は、112代目の米国最高裁判所裁判官に、
ニューヨーク生まれ、ニューヨーク育ちの女性、
エレーナ・ケイガンを選出しました。
111代目の現裁判官ソニア・ソトマイヤーも実はニューヨーカーです。
これで、なんと!
2代続けて、女性の、しかもニューヨーカーの女性が最高裁判所の裁判官に選出され、
暗いニュースの多い昨今、未来に一筋の希望を感じたといっても過言ではないです。
娘の学校にも、現職のソニアさんが昨年スピーチにいらっしゃいました。
娘が大変に興奮して報告をくれました。
ソニアさんはブロンクスで、貧しいプエルトリコからの移民の家庭に生まれました。
お父様は彼女が9歳の時に亡くなり、お母さまの細腕ひとつで育てられるのですが、
そこは、弱者に対する温かい手を差し伸べることでは「進んでいる」ニューヨークの、
そしてアメリカの懐の大きさゆえでしょうか、
大変な苦労はなさったでしょうが、プリンストン大学からイェールのロースクールに優秀な成績で進まれます。
一方、次期裁判官に選出されたエレーナさんは、
同じニューヨーカーでもまっしぐらにエリート街道を直進した方。
あの英才教育で有名なハンターを卒業後、
プリンストン大学を優秀な成績で卒業し、
オックスフォード大学にも留学、
ハーヴァード・ロースクールをやはり超がつく成績とリーダーシップを発揮して卒業してらっしゃいます。
年齢的にオバマと近いこともあり、
お二人のご縁はハーヴァード・ロースクール時代からのものだったかもしれませんね。
さて、下の避妊治療に関するコラムでは、
カナダからそしておひざ元ニューヨークから、
いかに気軽な雰囲気で不妊治療が利用され、
苦しみを乗り越え、多くの成功例を出しているかについて
貴重なコメントをいただきました。
ここでも、偉大なるといっていい女子力を見た思いです。
(って、女子力ってとこになんでピンクをつかうんやろ~^^;)
不妊治療の裏側に、
ニューヨークでは50%近い確率で、
男性側の不妊がその理由になっていることなども教えていただきました。
でも、たとえ配偶者の側に問題があったとしても、
ただ批判したり責任を押し付けるのではなく、
辛い不妊治療を、辛いモードは極力下げるべき環境を作りつつ、
痛みを受け入れ、それを乗り越えようとする女たちが日常にたくさんいる社会って、
なんだか凄いな~、いいな~と思います。
産まない選択は当然あってしかるべきだし、
生涯シングルという選択もあってしかるべき、
またその道を選んだ人に対し、冷たい社会であっては絶対いけないというのが大前提。
この、何でもあり、
何でもOK!
異なるもの大歓迎、という雰囲気のニューヨークならではの快挙というか、
そんなうれしい気持ちになりました。
もちろん、女子がこれだけの女子力を発揮できる裏側には、
愛すべき男性陣からの惜しみない協力、「LOVE」があるからに間違いありません。
(ま~えぇやんか~、ハートの絵文字つかわせてんか~^^)
これがニューヨークの底力であり、
この力で、これからも困難な局面を乗り越えていくんだろうな~と思いました。
「よっしゃ! 今日もがんばったるで~」
ってな気分でしょうか。
世界も、米国も、ニューヨークも、もちろん日本も、
深刻な問題を数え上げればきりがありませんが、
ここはひとつ、みんなで乗り切っていきたいですね^^
今日もよい1日を!