2日前から施設に入っている事実婚の彼Pさんのお母さん85歳が血尿が出てて抗生剤を処方されたと連絡がありました。
事実婚の彼のお母さんは私を本当の嫁だと思っています。
軽度認知症でもあります。
昨日夜に施設より熱が酷く救急搬送すると連絡があり
すき焼きで一杯やってた私達もタクシーで病院へ
敗血症になっているとかで点滴での抗生剤でなんとかしたい…と医師
彼は複雑な表情を浮かべていました。
高齢者の尿路感染からの敗血症は時に命取りになるような事もあると言います。
高熱39.9…
酸素濃度70代%
こんな時でも、私は彼に大丈夫だよ。とか。辛いね。といった言葉をかけることができません。
私にとって…「死」とは皆に平等に来る
生きることの最終章であり…悲しい事とは違うと感じているからです。
躁鬱になり生きていく中…狂ったほうが楽だとか。もう生きることは何故こんなに辛く厳しいのだろう…と毎日考えていた私にとって…生きている事は自身のためでなく…もしかしたら他者のためなのか?とも思っていました。
彼のお母さんの状態が悪く、彼が寂しく複雑な気持ちになる時。彼のお母さんは彼のために少しでも長くその命を保つ事が理想だと…感じたり…
きっと定義は1つではないのだとも思いますが、状態の悪い人の年齢、状況にもよるのでしょうが、彼のお母さんは…
この状況のなか、彼のために頑張ってほしいと思いました。
そして…医学の力は到底その決められている寿命の前に無力だとも感じます。
彼には優しい言葉をかけれないので黙っていましたが、心の中で
「亡くなる時は亡くなるし生きるならどんな形でも生きるのが人間だよ」って思っていました。
それが本音です。私はやはり異常なのかも知れません。
彼に嘘でもいいからお見舞いの言葉をかけるべきなのかも知れません。
優しくなりたいと思いつつ。私は優しくはなれないようです。
彼の親でも…自分の親でも私は同じように思うと思います。
今日又病院へ出向き入院に必要なものを届け面会30分は出来るとのことなので会ってきたいと思います。抗生剤が効いてるのか…それが気になります。
彼が悲しく思わないように…お母さんにはなるべく頑張ってほしいと思うのです。
古いアルバムの中でお母さんと彼その家族の笑顔の写真、若いお母さんの姿
人は確実に歳を取りますね。そして内臓もです。抵抗力も弱くなり、すぐに感染症に罹患し重篤な症状になりやすい。
体内の血球が戦おうとして発熱するけど…
耐えられるのか?どうか…
年間三万人の孤独死が出ていると統計で近年…近くに誰かがいる。家族がいる。子供がいる。そんな人はまだ幸せなのかも知れません。
自分が高齢になった時…あなたの周りには…誰か居ますか?