「高校の普通科なんてどこも同じでしょ?」
「あとは部活や学校行事で比べるか…」
志望校決めのときに
多くの中学生が「全日制普通科」を志望するのですが
都道府県によっては学区制が撤廃され
自由に高校を選ぶことができます。
通学時間があまりにも長くなる高校は除くにしても
「全日制普通科」の高校がありすぎて迷う…
そんな場合にリサーチしてほしい
3つのポイントをお伝えします。
①文系/理系の選択は高校2年生から?高校3年生から?
普通科の高校へ進学すると
文系/理系の選択をする(文理選択)のですが
高校2年生で行うか、高校3年生で行うかは学校により異なります。
もう行きたい大学・学部学科も決まっていて
大学受験の準備をしたい場合には
高校2年生で文理選択できたほうが、必要科目に集中できますよね。
一方、
「まだやりたいこともない」「文系理系どちらがいいかわからない」場合には
高校3年生から文理選択できるほうがいいかもしれません。
というのも、
高校2年生から文理選択をするということは
高校1年生の秋には進路調査が配られ、
どの科目を選択するか決めないといけないんですね。
社会系科目は「世界史探究」か「日本史探究」か
理科系科目は「物理」「化学」「生物」「地学」どれにするか
なども同じ時期に選びます。
高校入学してからまだ半年なのに!(笑)
高校3年生から文理選択をする学校であれば
1年の余裕があります。
ただし、高校2年生から文理選択して
大学受験の準備をしている高校生が全国に存在することは
頭に入れておきましょう。
②課題多め?少なめ?/長期休みの補講はあり?なし?
毎週末に課題が出され、
月曜日に提出が求められる高校もあれば
定期考査のときにも提出課題がほとんどなく
考査(テスト)の点数次第で評価が決まる高校もあります。
学校の課題を淡々とこなしていきたい人は
課題がある高校のほうがいいでしょうし
自分でスイスイ勉強を進めていける人なら
テストで点数さえ取れればいいので、課題なしの高校が向いているでしょう。
また、長期休みの補講についても
「自由参加」といいつつ、実質強制(笑)のところも聞きますし、
逆にほとんど開催されない高校もあります。
補講がない学校で、自分で勉強を進めるのが難しい場合は
予備校などを視野に入れていく必要もありそうです。
③高校によって教科書・問題集のレベルが異なる
中学校は義務教育のため、
出版社が6社程度あっても、難易度に大きくちがいは出ないようになっています。
一方、高校の学力差によって
扱う教科書・問題集の難易度が変わってきます。
たとえば、数学の「チャート式」という大学受験対策テキストがありますが
赤:最難関
青:難関
黄:上位~中堅
白:基礎
という色分けがされています。
※これは「青チャート」です
また、今まで指導してきた高校1年生の教科書を見ても
難易度は様々です。
先日、「教科書展示会」に参加したときに
パラっとめくった高校英語の教科書たちの
文字数も、全然ちがいました。
(老眼の先生だったら、教科書見るだけで大変そう…なやつもありました 笑)
最難関大学・難関大学を目指すことが決まっていれば
大学進学率とともに
どんな教科書・問題集を使っているのかを先輩に聞いてみたり
実際に見せていただいたりすると参考になるかもしれません。
ネットで調べられない情報は、高校見学で聞けるようにメモしておく
これら3つのポイントは
インターネットではなかなか出てこないと思います。
4月に入学したばかりの先輩に聞いたり
お母さまはママ友さんにリサーチしたり
高校見学で質問できるように準備しておきましょう!