史上最低のホームステイ親父
わたくし、IBOはカナダに3年程留学していたのですが何故かホストファミリーに恵まれず合計5回の引越しを余儀なくされました。
その中でも歴史上史上最低のホームステイ親父(カナディアン)をここでご紹介します。
それはカナダ生活2年目。新しく引っ越したホームステイ先の親父さん。奥さんと別れ、一人暮らし。ベイスメント(地下室)に留学生を住まわせていました。
この親父さん一人だけなのでホームステイとは呼べないかもしれませんが僕としてはここで最後にしよう。この家を日本に帰るまでのスイートホームにしよう。と心に決めていました。
その想いは2日で消え去りました。
そのおっさん、ステイ2日目にして僕に向かい紙切れを一枚差し出しました。そこには家でのルールがそこはかとなくいとおかしく書かれていました。
大体こんな感じです。
①友達を家に招いても泊めてはいけない
②友達はシャワーを使ってはならない
③夜は音楽、テレビなどをつけてはならない
④部屋を常にキレイにしておくこと
⑤私を敬う事
、、などなど数え上げたらきりがありません。すでに契約し、家賃もたっぷり納めているのですぐに引っ越す事はできません。泣く泣く承諾してしまったのです。
その日から毎日のようにベイスメントに来てお掃除チェックをするホームステイ親父。信じてもらえないかもしれませんが、ドラマでよく見るような姑さんが窓のふちを人差し指でツーっとなぞって、
「まだこんなにホコリがあるじゃない」 「ハイ、やり直し」
といったようなショッキングファッキンコメントが毎日のように続きました。
それだけならまだしも当時付き合っていた彼女もそのベイスメントを借りていたのですが、このホームステイおっさん、部屋の鍵を無断で拝借し、合鍵を作り、僕達が出かけている隙になかに侵入していたのです。
しかも何回も。
確かめるために外出する際、部屋のドア上部に紙切れをはさんでおきました。もしおっさんが侵入したならばその紙は地面に落ちるハズ。
「ただいまー」
カミオチテルヨ、、
これは明らかに犯罪ですので速攻大学のカウンセラーに相談しました。しかし確実な証拠が無いため言及できずじまい、、、その時はかなり精神的にまいっていたと思います。
あと胸毛が異様に濃かったなあ、、(これは関係ないですね。)
なんとか我慢しながら約半年が過ぎ、ニューヨークからはるばるやってきた友達が突然家にやってきて夜、その友達がシャワーを浴びたいと言ったので快く使わせました。
その当時はもうおっさんが作成したルールなんぞ完全に無視していたのでその後友達を泊め、おっさんには秘密にしておきました。
数日後、おっさんがいつものようにベイスメントに降りてきてその友達の事をものすごい形相で問い詰めてきました。隠すのも面倒なので正直にいったら、いったらですよ!
「オマエデテケ。」
と一言、その直後あれだけ夜は静かにとルールに決めておいたおっさんがステレオスピーカーよろしく罵詈雑言を僕にいってきました。
もうおっさんの声を聞くのも吐き気がするのでこちらもぶちぎれてこれまで溜まっていたものをすべてぶちまけました。もちろんFワードつかいまくりで。
で、最後に「お前俺の彼女の部屋無断で入ったろ?入ったよな?」と問い詰めたところ、隠そうと思っていたんでしょうが、かなりの動揺を見せていました。
松坂投手のように自信から確信に至った僕は
I dont wanna stay this fuck'n hell anymore. Dont show your fuck'n ugry face anymore.
と捨て台詞を吐き、すぐに別の家に引っ越しました。
僕が引っ越した後、別の留学生やら、カナディアンが住んでいるようですがいまだにトラブルが耐えないようです。一回その中の一人から、
「あのホームステイおっさんを訴えてやろうと思うんだ。証言して欲しい。」とホームステイに関する法律資料を渡してきたカナディアンまでいた程。もちろん快く引き受けましたが。(結局日本に帰るまでに裁判は行われなかった。)
と、いうように僕にはホームステイでいい経験はひとつもありませんでした。でもこのホームステイおっさんはある意味思い出に残っています。