金運!
万年金欠の身としては有難い(∩´∀`)∩
嫌なほど覚めて男は孤独になった
妻を神に奪われたのだ
彼女はいつも男を支えてくれた
だがもういない、もういない
男はそれまで愛を知らなかった
親に愛されず友人に恵まれず
孤独に生きてきたのだ
愛しい夜明けを探しながら
涙をこらえながら
女に出会って男は愛を知った
意味など見えなくても
対価のない愛を彼は知ったのだ
その日から彼は向上心を働かせた
なのに神は全てを壊した
男は神に祈るのをやめた
愛しい夜明けに彷徨うのもやめた
彼は壊れ始めていた
男にはもう誰もいない
何故ここにいるのだろう
朝焼けの光を浴びながら
男はふとそんなことを思った
左から右へと言葉が流れる
男は妻の思い出から逃れて
森の奥に庵を結んだ