...思えば人との別れ、特に愛した女性との別れは、ほとんど経験がなく、

眠れなかったり、食事が喉を通らなかったり、錯乱したりする自分にショックを受けたりもしました。

しかし、最後に救ってくれたのは紛れもなく、君だった。うれしかったです

読み終えると、無性にせつなくなった。

私はそれまで、自分の不幸を見つめることに精一杯で、

彼の苦悩まで知ろうともしなかった。

彼もまた同じように眠れぬ夜を過ごしてきたということを。

あるときから私たちは苦悩を共有してきていたのだった。

ありがとう、便りを。

もう終わってしまったけれど。

さよなら、布袋寅泰。

山下久美子 『ある愛の詩』より

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シンガー山下久美子さんの著書『ある愛の詩』を読みました。

久美子さんが布袋さんと離婚し、

その後シングルマザーになるまでのいきさつを書いたもので、

名前こそ出してはいないものの、

現在の布袋さんの妻である今井美樹さんの事にも触れています。

布袋さんからの便りの一文に胸を掴まれ、

山下久美子という女性の

思い遣りの深さと強さを知って感激しました。

自分も辛い思いをされたのに、

別れた夫の苦悩に気付けなかった自分を悔やむなんて、

私には到底できないことです。
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私は今井美樹さんのファンでした。

写真集も持っているし、ドラマも見ていたし、好きな曲も沢山あります。

20代だった私の憧れの女性は紛れもなく今井美樹その人でした。

布袋さんに関して言えば、

中学生の頃にBOOWY に出会い、

その音楽にのめり込んでいました

山下久美子さんと出逢った頃、

BOOWY は無名のバンドだったと書かれていますが、

私の中では山下久美子さんの方が馴染みが薄く、

布袋さんが山下久美子さんと結婚すると知った時も、

何故この人なんだろう?と不思議に感じたぐらいです。

でも、その疑問はこの本を読む事で、払拭されました。

愛情深く、優しく、知的な女性。

行動力もあって常に前向き。

自分の好きな事をどんどん具現化していくパワーのある人。

そして、やたらと男性にモテる(笑)

そんな印象を受けましたアオキラ

山下久美子さんがシンガーとしてデビューしたのは1980年

私が10歳の時ですから、馴染みが薄いのは当たり前かもしれません。

そして、シンガー山下久美子は、

『今井美樹』の憧れの人でもあったのです

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『彼女と知り合ったのが、いつ頃だったのかはよく覚えていない。

初めは私のツアーバンドにいたドラムスのガールフレンドとして紹介された。

やがて同じシンガーとして、いくつかの悩みを語り合ったり、時には相談にのったりするようになった。

真摯で情熱的な女性だった。

この秋に始まったツアー用のパンフレッドに、友人、知人のひとりとして、コメントを寄せてくれ、

そこには「久美子さんのファン、大好きです」と書いてあった。

私は少し早く歌い始めた者として、必死でこれからを頑張ろうとしている人の、

その率直な発言を、どこかこそばゆい感じで楽しく読んだ。

後に、この人が私の人生に大きく関わってくることなど、夢にも思わずに。

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山下久美子さんと今井美樹さんは友人だったんですね!

これには私も驚きました。

しかも今井美樹さんは、久美子さんに布袋さんとのことを相談していたのです。

あの頃、彼女から相談を受けていた中には恋愛相談もあった。

あるとき「心の中に広がった想いは止められないでしょ」と彼女は言ったのだ。

「まあねぇ..」と答えながら、私の心境は複雑だった。

私だったら、まず有り得ないことです。

友人の夫への恋心をその妻に相談するなんて汗

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そして、印象的なシーンとして、

こんな事も書かれてありました。

「お疲れさまーっ」私は努めて明るい声で言うと、彼の横に座った。

けれども、それはもともとふたりがいた空間に、違う人が入り込んでいったかのような雰囲気で、何とも妙だった。

なぜ、私はこんなことを感じているのだろう?

ー中略ー

突然彼が「さっきステージで指を折っちゃったかもしれないんだ」と、私の前に指を差し出した。

どことなく甘える仕草で。

「どの指?」と私は手に触れた。

そのときだった。

彼女が少し苛立った感じで「私 途中下車しまーすっ!」と言ったのは。

え?途中下車って何っ!?言葉の意味を理解するのに、数秒かかった。

事態は思ったより深刻だったことに気付いた。

ダイヤオレンジダイヤグリーンダイヤオレンジダイヤグリーンダイヤオレンジ

久美子さんは、周りからの噂話で、

布袋さんと今井美樹さんの仲が深まっていることを知ります。

それでも布袋さんの方から何か言うまでは何も聞くまいと思っていた。

所が、2月のある夜、布袋さんのツアーメンバーの1人が、彼女(今井美樹さん)が「何だか新しい恋をしているみたいだよ」と言った。

それを聞いた久美子さんが「ああ、この人みたいよ」と言った途端に、頬に平手が飛んだ。

『そういうことを言うなよっ!』

居合わせメンバーの間に緊張が走り気まずい沈黙が流れた。

その夜、久美子さんが『彼女のことどう思ってるの?』とついに口にした。

布袋さんは「好き、だよ」と答えた。

「それまでで一番傷ついた瞬間だった」と久美子さんは回想しています。

「どう、する…つもり?」という問いには答えずに、

布袋さんは「仕事に、行くよ」と言って出かけて行った。

この出来事があった翌月、

布袋さんはデビッド・ボウイの武道館のオープニング・アクトを務めます。

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長いことファンであり続けた世界的なアーティストと、夫が同じステージに立つということは、私にとっても大変な喜びだった。

ー中略ー

結婚生活が息詰まっているときではあっても、そのできごとを自分のことのように感激している不思議さは何だったのだろう。

考えあぐねて辿り着いた先は、

憎めないということだった。

この人を…私は憎みきれない。

あれだけしっかりと愛した記憶があったら、とても憎めない…。

たとえ彼に好きな人ができたとしても。

憎めたなら、どんなに楽だっただろうか。

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愛しただけじゃない、愛されていた記憶が強いからこその苦悩。

この気持ちは私もよく解ります。

私の周りの人達は、

浮気した元夫に私が未だに関わっていることを不思議がります。

だけどね、こういうことなんです。

愛して、愛されて夫婦になったんだもの

憎めない、そう..憎めないんです。

もし心が通い合っていない寂しい結婚生活だったら、

元夫のことなど、とっくに忘れていたと思います。

でもそこには、ちゃんと愛があったし、

楽しかったから...

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離婚後、2000年の11月23日

久美子さんは女の子の双子を出産しました。

41歳の時ですね。 

名前は平仮名で「あかね」と「ひかる」
と名付けました。

子供の父親は15年ぶりに再会した昔の仲間のひとりで、

再会した時に「ずっと好きだった」と告白されたそうです。

懐妊後しばらくしてから電話をし、

「ひとりで産んで育てていくので、」

と伝えたら、

「あなたがそう決めたなら、僕も運命のままに生きるよ」

と彼は言ったそうです。

「ふたりとも独身で、結婚ができない理由があるわけではない。

けれど、そういうこととは違うところでこの縁があったように思えてならない。

離婚したあとに「女という人生」を考えることで、再びその思いが強まっていたときに、

本当にふっという感じで彼という人が現れたのだった。

まるでその意味のためにやってきてくれたかのような。

だから、彼がそれを機に、結婚を望むような人だったとしたら、最初からこの出会いは用意されなかったのだと、明確に思える。

結婚という意識や手順といったものを考えた時点で、どこか大きく違ってしまう気がした。

もちろん、両親が揃っているというのは素敵なことだと思う。けれども、そうでない自由な選択、生き方があっていい。

この年、私の身の上に起こったことは…そういうことだったのだと思う。

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この本を読み終えてから、

『KUMIKO  YAMASHITA GOLDEN☆BEST』

を購入しました。

ゲスト ミュージシャンとして、

CHARAさん、YOUさん、

佐野元春さん、忌野清志郎さん、

ちわきまゆみさん、植木等さんが参加しています!!

何、この豪華な面々びっくりもう、ビックリキラキラ

毎朝 通勤の車の中で聴いていて、私は有ることに気付きました。

YOU さんと山下久美子さんって、声がそっくり!!

ユーミンの『やさしさに包まれたなら』のカバーにYOU さん、ちわきまゆみさん、CHARAさんが参加してるんですけど

よーーーく耳を澄まさないと、どっちが歌ってるか聞き分けられません(笑)

久美子さんの曲は歌詞が可愛くて、

ポップで楽しいですキャハハおんぷ

私が特に好きなのは

『宝石』

作詞は森雪乃丞さん、作曲は布袋寅泰さんです。

この曲は布袋さんのファンの方に是非聴いていただきたい❣️

滅茶苦茶 布袋さんのカラーが出てます 笑
前奏を聴いただけで、布袋さんだ❕って思うかも
( *´艸`)ムフ

曲を聴いてみたい方はコチラをどうぞ🔻🔻🔻


Spotifyで聴きたい方はコチラから🔻🔻🔻


このベストアルバムは、

18曲入っているのですが、
その内の6曲を布袋さんが作曲しています。

仕事と私生活の両方で支え合っていた2人の離婚に

運命のいたずらというものを感じずにはいられません。

Ruikoж林檎